| 実際にこんなところを新型ディフェンダーで走ったら楽しそうだ |
ランドローバーが9月10日の発表に先駆け、新型ランドローバー・ディフェンダーのティーザー画像第三弾、そしてティーザー動画を公開。
今回公開された動画は新型ディフェンダーを遠景から捉えたもの、逆にティーザー動画はフロントグリルをどアップで撮影したもの。
つまりはまったくそのデザインがわからないということになりますが、先日も007新作の撮影現場から新型ディフェンダー(プロトタイプ)の姿がリークされるなど、徐々にその姿が明らかになりつつあります。
同じランドローバーでも、モデルによって「生息地」が異なる
そして今回公開された動画は地図にマークをつけ、目的地に向かいひたすら荒野を走るといった内容。
つまりはディフェンダーのオフロード性能をアピールする内容となっており、まさに「道なき道を行く」クルマだということになりますね。
一方、ティーザー画像の方もやはり「泥だらけ」のフロントを写していて、同様にオフロード性能を主張。
同じランドローバーでも、レンジローバー・イヴォーク発表の際には「都市部」の風景を利用したティーザーキャンペーンを行うなど、その「生息地」の違いを明確にしているように思います。
新型ディフェンダーはメルセデス・ベンツGクラスとは異なる道を歩む
現在、ランドローバー・ディフェンダーは発売に向けて最終のテストを行っている段階だと思われますが、ランドローバーいわく「-40度から+50度までの環境でテストを行った」。
実際にドバイやアフリカといった過酷な地でテストを行う様子も公開されています。
その一方で、最近はニュルブルクリンクに姿を表すなど、オンロード性能についてもないがしろにしていない、ということもわかりますね(ディフェンダーといえど、大半はアスファルトの上を走ることになると思われる)。
そして新型ディフェンダーはそのデザインについて「思い切ったシフト」を行っており、メルセデス・ベンツGクラス、スズキ・ジムニーのように「オフローダーっぽい、質実剛健なルックス」ではなく、ちょっと未来的な、しかしレンジローバーとも通じる雰囲気を持たせていて、これは発表後に間違いなく「賛否両論」あるところ。
先代ディフェンダーは「26年」」という長きに渡り生産され、そのディフェンダー初のモデルチェンジということでデザイナーは”相当なプレッシャー”を感じているのは間違いなさそうですが、おそらく「デザインを変えても、変えなくても」文句を言われると思われ、ここは辛いところでもありますね。
なお、これまでのスパイフォトによれば、インテリアについてもこんな感じで「未来的」。
ただし、レンジローバーのような雰囲気ではなく、多少のゴツさが演出されているように思います。
新型ランドローバー・ディフェンダーのボディサイズは3種類
新型ランドローバー・ディフェンダーについて、まずボディサイズは「90」「110」、そして「130」の3種類で、ディーラー向けのプレゼンによると、これらは同時発表ではなく、最初に発表(2019年10月)されるのは「ディフェンダー110」となり、このボディサイズは全長4,758ミリ、全幅1,999ミリ、全高1,916ミリ、ホイールベース3,022ミリ。
次に登場(2020年3月)するのは「ディフェンダー90」で、こちらは全長4,323ミリ、全幅1,999ミリ、全高1,927ミリ、ホイールベース2,587ミリ。
そして「ディフェンダー130」は2022年モデルとして発表され、全長5,100ミリ、全幅1,999ミリ、全高1,915ミリ、ホイールベース3,022ミリ。
パワートレインは6種類あって、2リッター4気筒ターボディーゼルには「D200(197HP)」「D240(237HP)」、3リッター6気筒ディーゼルターボは「D300(296HP)」の1種類。
ガソリンエンジンには296HPの2リッター4気筒「P300」、P400-PHEVと命名されたプラグインハイブリッド(合計398HP)、395HPの3リッター6気筒の「P400」がラインアップされるようですが、これらはジャガー・ランドローバーグループでは「比較的上位」のエンジンなので、新型ディフェンダーは「安くないモデルになるだろう」ということもわかります。
VIA: Land Rover