オーストラリアのメディア「Drive」のボルボに対するインタビューにて明らかになったところでは、「ボルボは将来的にロータスのサスペンションチューニングに関する技術を恩恵として受けることになるだろう」とのこと。
これはボルボX60のチーフエンジニアが語ったもので、話の出処を考えると現実味がありそうですね。
※ロータスが吉利汽車に買収されたことによって、ボルボとロータスは同じ吉利汽車傘下に
なおロータスが吉利汽車に買収されると発表があったのはつい最近ですが、ボルボのエンジニアにまで話が行っているとなると、すでに吉利汽車の中では「ボルボとロータスとを結びつけて相乗効果を出すプラン」ができあがっているのかもしれません。
「ハンドリング・バイ・ロータス」というといすゞピアッツァやジェミニで有名で、実際のところ評価は非常に高く、ロータスのサスペンション/ハンドリングのセッティング技術は非常に高い模様。
しかしボルボはSUV中心よ?という声もあるかと思いますが、ロータスは同じくいすゞの「ビッグホーン(SUV)」においても足回りのチューニングを担当しているので、大きく重い車についてもそれなりのノウハウはある、と考えられます。
ちなみにメルセデスAMGのハイパーカー「プロジェクト1」についてもメルセデスAMGがロータスにサスペンション/ハンドリングのチューンを依頼するというウワサも出てきたほどなので、ロータスはこの業界においては「突出した」強みを持っていると言えそうですね。
吉利汽車が今後どのようにロータスを活用するのかは不明ですが、もしかすると(タタが買収したピニンファリーナのように)様々な自動車メーカーとの関連性を深め、それまで培ってきた「技術」をお金に換えてゆくのかもしれない、と考えたりします。