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マクラーレンが「セナのF1タイトル獲得30周年記念」としてマールボロカラーのP1 GTRを公開

2018/12/21

まだマクラーレンP1 GTRは完売していなかった?

マクラーレンのカスタム部門、MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)がアイルトン・セナのF1タイトル獲得30周年を記念し、セナが1988年にドライブしたF1マシン、マクラーレンMP4/4と同様のカラーリングを施したP1 GTRを公開。

P1 GTRは「P1(375台限定)」のサーキット走行専用モデルで、P1のオーナーのみが注文できるという購入難易度が異常に高いクルマ。
もちろん限定生産となり、その台数は40台のみと言われますが、今でもこうやって「新車」がマクラーレンから公開されるのはちょっと不思議ですね。

「マールボロ(Marbolo)」のロゴはナシ

なお、このアイルトン・セナ仕様”マールボロ”カラーのP1 GTRは個人コレクターによる発注だそうですが、このカラーや「セナ」の名を使用するためにも結構な金額を支払ったのかもしれません。

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ボディサイド(ドア)にも「SENNA」の文字、そしてセナの出身国でもあるブラジル国旗入り。
他に入るスポンサーロゴは当時ではなく、現在のマクラーレンのパートナー企業のものとなります。

さらにはフロントサイドには新しくアエロボードそしてガーニーフラップが追加されるなど、そのエアロパッケージも通常の「P1 GTR」とは異なるようですね(ダウンフォースは800キロを発生、とアナウンスされている)。

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ちなみに「マールボロ(Marbolo)」のロゴはなく、そのかわりに表示されるのはバーコード。
F1においては2006年12月から「タバコ広告」が禁止され、当時フェラーリのスポンサーを務めていたマールボロは2007年以降のマシンに「バーコード」を表示しています。

今回のP1 GTRについては「マールボロの名を使用できなかったのか」、それとも「現代のF1の規制に倣ったのか」は不明。※一番上の画像に写っているF1マシンにもマールボロのロゴはなく、マクラーレンとマールボロとの間で話がまとまらなかったのかもしれない

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ちなみにポルシェも往年の「ロスマンズカラー」を復活させたレーシングカーを披露していますが、やはりここには「Rothmans」のロゴはなし。
現在「ロスマンズブランド」は消滅していますが、その商標権者と話がつかなかったのだろうと想像しています。

なお、このウイングを見てもわかるとおり、曲面や複雑な部位にも美しいペイントが施され、ボディ全体の塗装には800時間を費やした、とのこと。

フロントやリアウイングに入る「12」は1988年当時、アイルトン・セナがつけていたカーナンバーですね。

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ちなみにこの車両のニックネームは「BECO(ベコ)」。
これはセナの家族がセナに与えた愛称だそうで、まさにこのP1にはぴったりなのかもしれません。

マクラーレンP1 GTR "BECO"のインテリアはこうなっている

この特別仕様P1 GTRのインテリアにも「セナ」モチーフのカスタムが見られ、ステアリングホイールにはセナのロゴと「DRIVE TO PERFECTION」のコピー。

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インテリアは全体的にカーボンとアルカンタラで構成され、助手席側のダッシュボードにもやはりセナのロゴ、そして 「DRIVE TO PERFECTION」 。

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