先日、マクラーレンのチーフデザイナーであるフランク・ステファンソン氏がマクラーレン離脱かと報じられましたが、今回正式にマクラーレンがフランク・ステファンソン氏退任を発表。
後継はスポーツシリーズのデザイナーを務めたロブ・メルヴィーユ氏が担当する、とのこと。
ロブ・メルヴィーユ氏はP1、650S、675LT、570S、720Sのデザインを実質的に主導してきたそうで、実力・経験ともに申し分ない、と言えそう。
なおマクラーレンの「顔つき」が変わったのは650Sからですが、メルヴィーユ氏のの手腕がここから発揮されているのかもしれませんね。
なおMP4-12Cまではマクラーレンの人気はさほど高くなく、しかし650Sから採用された新しい顔が受けてマクラーレンは大きく販売を伸長。
いかにスポーツカーと言えども性能よりも「外観」のほうが重要な時代に突入した、ということを実感させる事象ではあります。
メルヴィーユ氏がマクラーレンの加入したのは2009年ですが、それまではジャガー・ランドローバーに在籍し、レンジローバー・イヴォークのデザインにも参画。
その前の2006年にはGMにてコルベットやハマーH2のデザインにも関わっている、とのことでこれまでの実績を十二分に発揮してくれそうですね。
今後マクラーレンは「トラック22」プランに基づいて積極的に新型車を発表してゆきますが、14のニューモデルがここに含まれ、中には「LT」をサブブランド化しての展開、P1後継となるエレクトリックハイパーカーのデザインも同氏が手がけることになるようです。
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