ミニが9/1の「ハッチバックEV」「クロスオーバーEV」発表を前にライブ配信を予告。新デザイナーによる最新デザイン言語を採用した「新世代ミニ」

｜　デザイン、生産工場、プラットフォームなどあらゆる面でミニは新しい世代に突入　｜

ハッチバック、クロスオーバーともに2025年モデルとして2024年夏からデリバリーを開始予定

ミニは9月1日にフルモデルチェンジ版となる新型ハッチバック、そしてクロスオーバーを発表することになりますが、先陣を切って発表されるのはEVモデルだと見られており、かつデザイナーが交代した後に登場するはじめてのモデルということでも大きな期待がかかります。

なお、これらEVが発売されたのち、現行のガソリン/ディーゼルエンジン搭載モデルの販売が終了されるのかどうかはわかりませんが、とくに「現在のモデルを終売にする」というアナウンスもなされておらず、よってしばらくは（EVモデルと）併売されることになるのかもしれません。

ミニクーパーEVは電気自動車専用

そこでこれらミニクーパーEV/クロスオーバーEVについてわかっていることをまとめてみると、まずミニクーパーEVのプラットフォームには電気自動車専用の「スポットライト」が採用され、これは既存モデルよりもホイールベースが長く、トラック幅が広いことが明かされています。

なお、EVに関しては（エンジンやトランスミッションが不要なので）内燃機関搭載車に比較して車体の設計自由度が大きく、とくにフロントセクションに大きな変化が生じます。

エンジンを積まなくてもいいぶんバルクヘッドを前に押しやることができ、それによってAピラーも前に出せるので室内空間を広く取ることができるほか、フロントタイヤを前に出すことも可能となるわけですね。

ベースグレードのクーパーEについては40kWhバッテリーが搭載されて一回の満充電あたり航続距離は386km、出力は181馬力というスペックを持ちますが、ひとつ上のクーパーS Eになると54kWhバッテリーに215馬力を発生するエレクトリックモーターという組み合わせが与えられます（英国では30,000ポンド＝日本円で約554万円にて販売されると言われている）。

加えて、スパイフォトを見る限りではジョン・クーパー・ワークス（JCW）も投入されることになりそうで、しかしこちらのスペックは現時点では非公開。

なお、ミニはすでにクーパーEVのインテリアを公開しており、ダッシュボードの円形スクリーンにインフォテインメントとメーター機能を持たせることでレイアウトをシンプルにしているほか、ドライバー前方にはヘッドアップディスプレイがあり、現行ミニのスタイルをさらに突き詰めたものだとも考えられます。

新型ミニ・クロスオーバーEVは初のドイツ生産に

そしてもう一方の新型ミニ・クロスオーバーEVに関してはBMW iX1とプラットフォームを共有することがアナウンスされており、188psのシングルモーターと54kWhのバッテリーを搭載するベースモデル、そしてフロントとリアに1基ずつ、合計308馬力を発生するエレクトリックモーター2基と64kWhのバッテリーを搭載するSE ALL4が発売され、こちらにもおそらくジョン・クーパー・ワークスが追加されるものと思われます。

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参照：BMW Group