| やはり英国のミュージシャンはロールス・ロイスがお気に入り |
最盛期にはこのロールス・ロイスに乗ってレコーディングスタジオへ
さて、クイーンのフロントマン、フレディ・マーキュリーが所有していたロールス・ロイス・シルヴァーシャドウが11月に開催される競売へと登場予定。
このロールス・ロイスは1974年モデルで、フレディ・マーキュリーが入手したのは1979年だとされていますが、正確に言うと購入したのはフレディ・マーキュリーの会社であるグース・プロダクションズ・リミテッド。
そしてクイーンの人気がピークを迎えていた1980年代、フレディ・マーキュリーはこのロールス・ロイスに乗ってレコーディングスタジオに通っていた、ということになりますね。
フレディ・マーキュリーは運転免許を所有していなかった
なお、フレディ・マーキュリーは英国にて合法にクルマを運転できる免許を所有していなかったとされ、よって自身では運転せずに後部座席に座っていたそうですが、クルマの性格を考慮すると、購入者もやはり後部座席に座り、フレディ・マーキュリーが眺めたのと同じ景色を見るのが妥当なのかもしれません(もしくは、自身でステアリングホイールを握り、ルームミラーをチラリと見て、「このリヤシートにフレディ・マーキュリーが座っていたのか・・・」と思いを馳せるか)。
ボディカラーはシルバー、インテリアカラーはネイビー、搭載されるのは6.75リッターV12エンジンという仕様です。
なお、フレディ・マーキュリー1991年に亡くなるまでこのクルマを所有していたといい、相当に気に入っていたと考えていいのかもしれません(もちろん、すぐに何でも購入できるだけの財力はあったはずだ)。
出品するのはオークションハウスのRMサザビーズ、そして収益金はすべてウクライナの支援を目的に設立された慈善団体「スーパーヒューマンズ・センター」に寄付される、とのこと。
ロールス・ロイスは一部ミュージシャンに人気だった
なお、ミュージシャンやアーティスト、セレブリティたちが高級車を好むのことはよく知られていますが、たとえばエルトン・ジョンはヒットチャートにて1位を獲得した際にフェラーリ・デイトナを購入しています。
そして同じイギリスだと、ビートルズの各メンバーともクルマ好きで知られていて、ジョン・レノンはとくロールス・ロイスを愛好していたといい、しかも自分仕様にカスタムして乗ることが多かったもよう。
とくにこの「サイケデリック仕様」は有名ですね。
そしてロールス・ロイスは、「ブラックバッジ」のはしりとして、ジョン・レノンが特注した「ホイールやバンパーなどがブラック仕様の」1964年製ファントムV(5VD73)を公式コンテンツで紹介したことも。
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