ブガッティが「スーパーカー一台くらい」買えそうなワンオフのシャンパンと専用ケースを発表！もちろんインスパイア元はラ・ヴォワチュール・ノワール

｜　とにかくブガッティが送り出す製品は何もかもがハイエンド　｜

さらにこのケースはとんでもなく冷却能力が高いらしい

さて、ブガッティは以前に高級シャンパンメーカー「シャンパーニュ・カルボン」との提携を発表しましたが、今回はそのシャンパーニュ・カルボンとの共同にてワンオフ・スペシャル「ラ・ブーテイユ・ノワール（La Bouteille Noire）」を発表。

これはブガッティのワンオフ・ハイパーカー、ラ・ヴォワチュール・ノワール（La Voiture Noire）にインスパイアされたもので、カーボンファイバー製のボトルは、37工程、150時間の作業を経て完成し、15リットル（4ガロン）のシャンパンを入れることが可能。

なおシャンパン業界では、このサイズのボトルを「ネブカドネザル（マケドニアの王。晩年に発狂して草を食べる。映画”マトリックス”に登場するホバークラフトのナでもある）」と呼んでいるようですね。

カーボンボトルはさらにカーボンケース入り

そしてこのカーボン製ボトルはさらにワンオフのカーボンファイバー製のケースに入っており、これは314枚のプリプレグカーボンファイバーで作られたもの。

ブガッティの車とまったく同じ方法で作られており、ちょっと前に話題となった、1台3250万円のカーボンファイバー製ビリヤード台と同じ職人が手掛けている、と紹介されています。

もちろんこのカーボンファイバー製ケースはラ・ヴォワチュール・ノワールをイメージしたもので、ステンレススチール製のボタンを押すとドアが左右に開き、ケースに搭載された自動固体熱力学的冷却セルと14台のハイエンドファンがケース内に冷気を循環させ、シャンパンを完璧な飲み頃の温度に保つことができる、とのこと。

ちなみにブガッティはシロンに「強力なエアコン」を搭載していますが、どうやら「冷やす」ことについては尋常ならざる情熱を持っているのかもしれません。

そしてシャンパンボトルはラ・ヴォワチュール・ノワールのブレーキランプをイメージしてデザインされた照明付きの赤い台座の上に置かれており、サンドブラスト加工されたアクリルガラスや赤いLEDライトで照らされた台座には、シャンパーニュ・カルボンの名が刻まれたブラッシュドアルミニウムのプレートが装着されています。

なお、このケースの内側には、ラ・ヴォワチュール・ノワールと同様にハバナブラウンの上質なレザーを使用し、さらにはLEDライトで照らされることに。

中身はシャンパーニュ・カルボン社CEOにおまかせ

このボトルの中身はその時に応じてシャンパーニュ・カルボン社のCEO、アレクサンドル・メア氏が詰め替えるといい、たとえば「この日は、シャルドネ60％、ピノ・ノワール40％の2000年ヴィンテージを選びました」。

「新しいミレニアムの始まりを祝う2000年は、比較的穏やかな冬に続き、開花期には次々と夏の気温が上がっていきました。野菜やコショウ、白い果実の豊かな香りが特徴的で、これはシャンパーニュ地方のブドウ畑が提供する最高級のグラン・クリュの賜物です。それぞれの畑が、このキュヴェをさらに大きくするために、それぞれの驚きをもたらしています」ともコメント。

このシャンパンボトルとケースは今週開催されたプライベートイベントで発表されたそうですが、当然ながら価格は「非公開」。

おそらくはラ・ヴォワチュール・ノワールのオーナーに納品されるものと思われますが、ちょっとしたスーパーカーが一台くらい購入できる価格なのだと思われます。

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参照：Bugatti