1本450万円、ブガッティ・ヴェイロンのタイヤ/ホイールをカットしてみた。その断面や内部構造はこうなっている【動画】

｜　さすがにこの価格のタイヤ/ホイールを切断するにはそうとうな勇気が要求されそうだ　｜

ブガッティ・ヴェイロンのタイヤ/ホイールは1台分で1700万円もする

さて、その車両価格に起因してパーツ、そしてメンテナンスコストが非常に高額だとされているブガッティ。

とくにヴェイロンにおいてはそのタイヤとホイールの高さがよく知られ、タイヤ/ホイールともども特殊な構造を採用することから価格が高くなり、さらにタイヤの寿命（乗らなくても劣化する）が短く、おまけにタイヤ交換2回に1回はホイール交換が必要だと言われます。※ブガッティはタイヤ交換のたびにX線にてホイールの検査を行い、わずかでも問題があれば交換が必要

ちなみにタイヤ/ホイールセットは新品だと1700～2000万円くらいだと言われていますね（中古のスーパーカーが買えそうだ）。

ブガッティ・ヴェイロンのホイールとタイヤを「カット」してみた

そこで今回ユーチューバーがブガッティ・ヴェイロンのタイヤとホイールをカットすることを決断し、その内部構造を見てみることに。

上述の通りあまりに高価なタイヤ/ホイールですが、タイヤの製造年は2016年となっているので、すでにブガッティ的には「使用期限」を超えており、そしてホイールにもなんらかの問題があって車両には使用できないのかもしれません（でないととうてい破壊できる額のパーツではない）。

ちなみにホイールはOZレーシング製。

カットを行うにはウォータージェットを使用しますが、こんな感じでまずはプール内にタイヤ/ホイールをドボン。

そしてジェット水流でスパっとカット。

切断したブガッティ・ヴェイロンのタイヤ/ホイールはこうなっている

そしてこちらが切断したブガッティ・ヴェイロンのタイヤとホイール。

ホイールの断面はこう。

リムの端が通常のホイールとは全く異なる形状を持っていて、これはブガッティ・ヴェイロンのタイヤ/ホイールが「接着式」であるため。

そして中にはインナーリング。

このインナーリングはもしものパンクの際にもタイヤが「潰れる」のを防ぐ役目を果たします（このインナーリング、タイヤの内側にはゲルが塗布され、パンクの際には両者が接触して接着される仕組みになっている）。

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左に映っている人が首にアルビノの蛇を巻いているのが気になる！

ちなみにシロンからはタイヤ/ホイールの構造が変更され「他のクルマと同様の結合方式」が採用されており、これによってタイヤ交換が「タイヤショップでもできるようになった」とも。

これによって「ヴェイロン時代だと、ブガッティ正規ディーラーでしかできなかった」タイヤ交換の敷居がぐっと下がることになり、ユーザーにとってはかなり負担が減ったということになりますね。

ブガッティ・ヴェイロンのホイールとタイヤをカットしてみた動画はこちら

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参照：Waterjet Channel