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ブガッティ・シロンとテスラ・モデルS、ルシード・エアーとのドラッグレース。シロンはまさかの最下位、完全に時代が変わったことを認めざるを得ない【動画】

ブガッティ・シロンとテスラ・モデルS、ルシード・エアーとのドラッグレース。シロンはまさかの最下位、完全に時代が変わったことを認めざるを得ない【動画】

| エレクトリック時代になればボディ形状や車体重量などは加速に対して大きな意味を持たなくなる |

まさかブガッティ・シロンがこのメンバーの中で最下位になるとは

さて、アメリカにて発売され、テスラのライバルのひとつと目されるルシード(ルーシッド)エアー。

最上位グレードは3モーターを積む「サファイア」ですが、今回はテスラ・モデルSプレッド、ブガッティ・シロン・ピュアスポーツという世界最速の加速を誇るクルマたちとの加速競争を繰り広げています(ドゥカティ・パニガーレV4 SP2も登場)。

その結果はぼくにとってかなり「驚き」でもあったものの、ここでその内容を見てみましょう。

ルシード・エアー・サファイア、テスラ・モデルSプレッド、ブガッティ・シロン・ピュアスポーツのスペックはこうなっている

ここでまず3車(+1)のスペックを見てみたいと思いますが、まずはルシード・エアー・サファイア。

3モーターを搭載し、1,200馬力以上を発生するハイパーEVです(重量は驚愕の2,450kg)。

なお、ルシードはテスラへの対抗を目的として設立されており、そのときのテスラのメイン車種であったモデルSを直接のターゲットとしています。

ただ、テスラと異なるのは、テスラ自身は自社のクルマを「プレミアム」と位置づけていないのに対し、ルシードは自社のクルマをして「プレミアム」と主張していることで、その意味でルシード・エアーはメルセデス・ベンツEQSやBMW i7に性格が近いのかもしれません(ただ、3モーター搭載、1,000馬力オーバー、そして加速重視など、テスラに直接対抗する要素も多い)。

DRAG-RACE (10)

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そしてこちらはテスラ・モデルSプレッド。

3モーターを搭載し1,020馬力を誇る「加速王」です。

そしてもっとも恐ろしいのは、誰でも手軽に(文字通りアクセルを踏むだけで)この加速を達成できることだと思います。

なお重量は2,190kg。

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そしてこちらはブガッティ・シロン・ピュアスポーツ。

8リッターW16クワッドターボエンジンを搭載し、その出力は1,600馬力、トランスミッションは7速デュアルクラッチ、車体重量2,020kg、駆動輪はルシード・エアー・サファイア、テスラ・モデルSプレッドと同様に「4輪」です。

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3台の4輪に対抗するのはドゥカティ・パニガーレV4 SP2。

1.1リッターV4エンジンを搭載し、出力は210馬力、車体重量は195kgです。

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実際に走ったらこうなった

そこでこれら3車そして1台のバイクが走った結果ですが、結論から言うとルシード・エアー・サファイアの勝利となっており、これは開発初期段階から「スーパーカーやハイパーカー以上の加速」を目標に掲げてきたルシードの面目躍如。

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タイム的には0-60マイル2.1秒、ゼロヨン9.1秒というとんでもない数字です。

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テスラ・モデルSプレッドの0-60マイル加速も2.1秒、しかしゼロヨンは9.3秒なので、ルシード・エアー・サファイアのほうが「伸びが良い」ということですね。

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ブガッティ・シロン・ピュアスポーツは不本意ながら3位に沈み、0-60マイル加速は2.3秒(これでも驚異的な数字である)、ゼロヨンはテスラ・モデルSプレッドと同じ9.3秒。

ただし終速はシロン・ピュアスポーツのほうが速いので、もうちょっと距離があればテスラ・モデルSプレッドを抜くことができたのかもしれませんが、最近のEVはスタート直後の加速だけではなく「伸び」も優れるようになってきているため、どんどんガソリン車の優位性が奪われてゆくことも間違いないと思われます。

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そしてこちらは3車+1台の順位ですが、ドゥカティ・パニガーレV4 SP2のゼロヨンタイムはテスラ・モデルSプレッド、ブガッティ・シロン・ピュアスポーツと同じ2.3秒、しかし終速がもっとも高いために2位にランク付けされています。

こうやって見るとエレクトリックカーの威力たるや恐るべしといった感じで、ブガッティ・シロン・ピュアスポーツの数分の一どころか、二十分の一くらいの価格で同じ(もしくはそれ以上の)タイムを出せるというのが恐ろしく、今後のランキングはもう「EVだらけ」となってしまいそうですね。

DRAG-RACE (3)

ルシード・エアー・サファイア、テスラ・モデルSプレッド、ブガッティ・シロン・ピュアスポーツが加速を競う動画はこちら

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参照:Hagerty

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