ブガッティが「同社史上最多」、そして凶暴な”8本出し”エキゾーストをトゥールビヨンに用意していることが明らかに。その価格なんと3580万円

｜　ただしトゥールビヨンの車両価格「約7億円」に比較すれば高いものではないだろう　｜

おそらくはこの他にも「恐ろしいオプション」が多々存在するものと思われる

さて、ブガッティがそのハイパーカー「トゥールビヨン」に”Pur Sang（ピュール・サン）”なるオプションを設定していることが明らかに。

これはブガッティが公式にアナウンスしたものではなく、おそらくはトゥールビヨンを注文したオーナーによるコンフィギュレーション画面の隠し撮りが流出したのだと思われ、しかしここからは「通常のトゥールビヨンとは異なる」いくつかの要素を確認できます。

ブガッティ トゥールビヨン「ピュール サン」はこんな内容を持っている

そこでこのトゥールビヨン向けのオプション「エキップ ピュール サン」を見てみると、これはひとつのパッケージだと考えてよく、「ピュール サン」＝純血を意味するように、ブガッティの伝統を反映するものだと考えられます。

最も目を引くのはリアの「8本エキゾーストパイプ」で、これは標準仕様の”美しくディフューザーにインテグレートされた”テールパイプとは全く異なる荒々しいデザインを持っており、これは「かつてのブガッティ」をイメージした仕様なのかもしれません（近代のブガッティは、3Dプリンタによる美しく芸術的な造形を持つテールパイプを特徴としていて、このような「直接的」なテールパイプは非常に珍しい）。

実際にこの「8本テールパイプ」が過去に存在したのかどうかを調べることは容易ではありませんが、分かる範囲だと1938年のタイプ57アトランティッククーペ、2021年のラ・ヴォワチュール・ノワールの「6本」よりも多く、8本というのは「ブガッティ史上最多」であるとも考えられます。

このほか、画像から判別できる限りでは新しいデザインを持つフロントバンパーやエアインテーク、スリムなスプリッター、ボディ同色ディフューザー、そしてリアウイング両脇に取り付けられたフィンなどが「新要素」。

さらにはヴィジブルカーボンファイバーボディの装着、ホースシューグリルやリアウイングには「Equipe Pur Sang」の文字が見られます。

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なお、「ピュール サン」という名称はヴェイロン時代に製作された特別モデルを連想させ、しかしこのコンフィギュレーション画面から確認される仕様はそれとはまた別のもので、つまりブガッティは今後もこの文字列を様々な機会にて継続使用するということなのかもしれません。

そしてインテリアにもこの「Pur Sang」の文字が（ヘッドレストやダッシュボードに）配置され、インテリア全体に用いられるカラーは専用とされる「Aerolithe」。

現時点ではパワートレインの変更があるのかどうか、そして他のカラーなどを選べるのかどうかについてはわからないものの、このオプション価格が24万ドル（現在の為替レートにて約3580万円くらい）であることが示されており、つまりは「スーパーカー1台分」ということに（ただ、最近はこの値段を出してもスーパーカーを買うことが難しくなってきている）。

さらにこのオプションは「誰でも選べるのか」「限られたVIPオーナーにしか提供されないのか」ということについても判明していませんが、250台しか製造されないトゥールビヨンのうち、どれくらいのオーナーが装着するのか、そして今後どういったオプションが登場するのかについても気になるところではありますね。

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参照：bugattitourbillon.registry