
Image:Peugeot
| プジョーは「生き残り」をかけて中国の自動車メーカーとの関係性をより「強化」 |
新生プジョーは「中国発、ワールドワイド」に
プジョーが2026年北京国際モーターショー(Auto China)にて”ブランドの未来を象徴する”2台の新型コンセプトカーを世界初公開。
長らく中国市場で苦戦を強いられてきたプジョーではあるものの、パートナーである東風汽車(Dongfeng)との提携を強化し、中国発のグローバルEVブランドとして再始動することを宣言しています。※つまり中国で開発したモデルを「中国専用」として売るのではなく「ワールドワイドに」販売することになる
なお、プジョー属するステランティスグループはとくに普及価格帯ブランドにおいて中国の自動車メーカーやEVメーカー(リープモーターなど)との結びつきを強めており、この傾向はますます強くなってゆきそうですね。
記事の要約
- 反転攻勢の狼煙: 東風汽車との提携を刷新し、2027年から武漢工場で生産・世界輸出を開始
- Concept 6(コンセプト 6): シューティングブレークの躍動感を纏った次世代の大型セダン
- Concept 8(コンセプト 8): ステア・バイ・ワイヤなど最新技術を搭載した次世代フラッグシップSUV
- 中国をハブに世界へ: 中国で開発・生産した車両を、自国市場のみならず全世界へ輸出する新戦略
The wraps are off. #PeugeotConcept6 and #PeugeotConcept8 were revealed at the 2026 Beijing International Auto Show. Watch the reveal video: https://t.co/fadmRs93yp #Peugeot #BeijingAutoShow #ElectricVehicles pic.twitter.com/VXzSLcRkXm
— Peugeot (@Peugeot) April 25, 2026
フランスの感性と中国の知能が融合「Serious about pleasure」
プジョーのアラン・ファヴェCEOは北京モーターショーのステージ上にて「中国は当社のグローバル・トランスフォーメーション、特に電動化とイノベーションの主要な原動力である」と強調しつつもこの2台を発表し、これらの目玉はデザインスタディにとどまらない、東風汽車の高度なスマート技術を統合した「今までにない、新しい世代のプジョー」として実際に発売されるであろう点。
プジョーが得意とするエモーショナルなデザイン、そして中国がリードするインテリジェント技術が組み合わさり、新しい世代の顧客に向けた「運転する楽しさ」「所有する楽しさ」を再定義した存在というわけですね。
未来を形にする2台のコンセプトカー
公開された「Concept 6」と「Concept 8」は、今後のプジョーのフラッグシップラインナップの直接的なプレビューとなり、「ライオンの爪痕」をイメージしたデイライトランニングランプがこれまでの「縦」から「横」となっているのがデザイン上のアピールポイント。
1. PEUGEOT Concept 6(セダン/シューティングブレーク)
伝統的な大型セダンの優雅さと、シューティングブレークのダイナミズムを融合させた一台。
- デザイン: 伝統の「3本爪」LEDシグネチャーと、接近すると脈動するように光るグリルを採用
- 役割: 現行508の後継、あるいはそれ以上のクラスを見据えた次世代フラッグシップ

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2. PEUGEOT Concept 8(大型SUV)
力強さと空力性能を極限まで高めた、次世代の電動SUV。
- 革新技術: 物理的なステアリングコラムを持たない「ステア・バイ・ワイヤ」を採用
- 操作系: 従来のハンドルの代わりに「ハイパースクエア(Hypersquare)」と呼ばれる長方形の画面コントローラーを搭載し、直感的な操作を実現

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中国生産・世界輸出という新フェーズ
今回の発表で最も注目すべきは「プジョーのビジネスモデルの転換」で、これら新型車は、東風汽車の武漢工場で生産され、中国国内だけでなく海外市場へも輸出される予定だと説明されています。
公開されたコンセプトカーの概要と予測
| 項目 | PEUGEOT Concept 6 | PEUGEOT Concept 8 |
| ボディタイプ | シューティングブレーク(セダン) | 大型SUV |
| 主なターゲット | 508 SWの後継・プレミアム層 | 次世代5008・フラッグシップ層 |
| 注目テクノロジー | インテリジェント・グリル | ハイパースクエア、ステア・バイ・ワイヤ |
| 市販化予定 | 2027年以降を予定 | 2027年以降を予定 |
結論:プジョーが挑む「フレンチ・インテリジェンス」の未来
Sporty. Agile. Unmistakably expressive. First look at #PeugeotConcept6 and #PeugeotConcept8 – the feline design of #Peugeot’s future in China. pic.twitter.com/ryJY0NSg3t
— Peugeot (@Peugeot) April 24, 2026
プジョーの北京での復活劇(への予告)は、かつての「欧州車のローカライズ(現地化)」ではなく、「中国の最先端エコシステムを取り込んだグローバルモデルの開発」へとシフトしたことを意味しており、デザインの美しさだけでなく、ファーウェイ(Huawei)製OSや最新の自動運転技術を搭載し、さらにそれを「走る喜び」に昇華させるというのが「プジョーの第2章」。
これは既存のライバルたちにとって無視できない脅威となり、これに追随する日米欧の自動車メーカーが登場することも考えられます。
新たな知見:なぜ「ステア・バイ・ワイヤ」なのか?
Concept 8に搭載された「ステア・バイ・ワイヤ」は、ハンドルとタイヤの間に物理的な接続がない技術であり、これによって駐車時には極端に少ないハンドル操作でタイヤを大きく切ることができ、高速走行時にはより「おおらかな」ハンドル操作が可能となります。
また、自動運転時にはハンドルを完全に収納できるなど、車内空間の自由度を劇的に高めるため、これからの「知能化EV」には欠かせない技術として注目されているわけですね。
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