Image:Alpine
| このスーパーカーについての情報は少ないが、今の流れからすると「ピュアエレクトリック」ではなく「プラグインハイブリッド」だと考えるのが妥当であろう |
現在、富裕層の目は「EVに向いていない」
さて、アルピーヌの地元であるフランスではパリ・モーターショーが開かれようとしていますが、現在ウワサがでているのが「A110のハードコア版」「スーパーカー(ハイパーカー)」の発表です。
前者はパリ・モーターショーにて発表されると言われ、しかし後者については少し時間を置いての登場になると言われています。
アルピーヌの新型スーパーカーはどんなクルマに?
今回報じられた内容だと、アルピーヌはヴィリー・シャティヨンにあるフォーミュラ1用エンジンの生産施設に「ハイパーテック・アルピーヌ」と呼ばれる新しい研究開発拠点を開設していて、このR&D拠点は今後のアルピーヌブランドの電動化に関するすべての活動の拠点となり、「未来のアルピーヌスーパーカー」と呼ばれる新しいハイパフォーマンスカーがここから誕生することとなるもよう。
「このハイパーテック・アルピーヌセンターを作ることは、アルピーヌの開発戦略、さらにはグループ全体の革新戦略にとって非常に重要です。これはヴィリー・シャティヨンの歴史における転機であり、技術の継承とグループの野心的な未来における、その希少なスキルの統合を保証するものです。また、アルピーヌの『イノベーションガレージ』としての地位を強化します。」
アルピーヌCEO フィリップ・クリフ
現時点でこのスーパーカーの名称は決まっていないといいますが、この施設にて「(ロータスとの提携解消によって独自に開発することとなった)電動版A110」とともに開発され、「スーパーカータイプの極端な運用条件」に対応した新しい全固体電池(ソリッドステートバッテリー)パックを使用すると報じられています。
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ロータスとの提携解消の結果、アルピーヌは「自前でエレクトリックスポーツカーを作る」という決断を下したもよう。加えてハイパーカーを発売する計画も報じられる
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加えてルノーの新しいEVおよびソフトウェアサブブランドである”アンペール”と共同開発した超効率的なエレクトリックモーターと制御システムの搭載が期待され、しかし現在多くの自動車メーカー、しかも普及価格帯からハイエンドブランドまでが「エレクトリック化」戦略を見直しており、一部では「需要がない」「富裕層は内燃機関しか求めてない」とも聞かれるこの状況において、ルノーともども「エレクトリック化一本」に絞るアルピーヌの姿勢はやや特異であるようにも目に映ります。
ただ、現時点ではこの新しいスーパーカーが「純電動(BEV)」でるかどうかは確定しておらず、高いレベルで電動化されることは間違いないであろうものの、内燃機関を搭載する可能性も否定できず、ル・マン・レーサーやF1マシンとのなんらかのつながりがもたらされる可能性も。
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一方、そのスタイリングについてはヒントが出されており、というのもアルピーヌが5月に発表したハイパーカー「アルペングローHy4」について「市販することを念頭においてデザインした」と説明されているためで、そしてこのデザインを採用する市販車というと直近では(今回話が出た)新型スーパーカーをおいてほかになく、よってこれに近いルックスでの登場が期待できそうですね。
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参照:Autocar