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アウディは走行ラインだけではなくブレーキングにおいても「思い通り」のラインが描ける!RS Q3で急制動を体験してきた

2018/06/10

| アウディ・ダイナミック・ドライビング・エクスペリエンス最終章 |

さて、アウディ・ダイナミック・ドライビング・エクスペリエンス編の最終章、「フルブレーキング」。
これは時速60キロ、80キロ、100キロの速度域からフルブレーキをかけ、どれくらいの距離で止まれるかを体感する、というもの。
さらにフルブレーキングに加え、同じく時速60キロ、80キロ、100キロからのフルブレーキング+回避も実際にやってみよう、という内容となっています。

思いっきりブレーキを踏めない人も多い

実際のところブレーキを思いっきり踏めない人も多く、かつガッツンと踏んだらどうなるかも自分の車で体験するのは難しく、これはなかなかに面白い経験だっと思います。

アウディ・ダイナミック・ドライビング・エクスペリエンスに参加したのは16組で、これを半々に分けて「スラローム組」「フルブレーキ組」といった感じでトレーニングを行いますが、それぞれの科目が終了したところで双方のグループが「入れ替わる」ことに。

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まずはスラロームを行なっていた区画まで三台のアウディRS Q3が迎えに来てくれ、これにそれぞれ分乗して急制動を体験するスペースまで移動。
その後はインストラクターが「どういった感じでフルブレーキの体験を行うのか」を実際に見せてくれ、ぼくらはそれを見るところからスタートします。

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なおインストラクターの乗る車はアウディRS6アバント。
4リッターV8ツインターボ、508馬力という超速ワゴンですね。

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「どうやって急制動を体験するか」を実際に見て確認したのちにスタートラインへとクルマを移動。
ぼくらの乗るRS Q3は4名乗車ですが、この状態でフル加速→フルブレーキングを実施することになります。

具体的にはパイロンの立っているスタートラインからフル加速し、時速60キロを維持して「ブレーキングポイント」まで走り、そこで急ブレーキをかけ、最短の距離で停止する、というもの。

下が時速60キロからの急制動ですが、相当な衝撃があることがわかります。
なお、急ブレーキ時に「前につんのめる」ことになりますが、それよりも大きな衝撃を受けるのは停止直後にやってくる「つんのめった状態からの反動」。

体自体が前後に揺さぶられるのでかなり気持ち悪くなり、ある意味でスラロームよりもタフな内容だと言えそう。

そしてこちらが時速100キロからの急制動+緊急回避。
短距離で時速100キロまで加速するにはドライブセレクトを「ダイナミック」に入れてアクセルベタ踏みとなりますが、そのままの状態でブレーキングポイントに差し掛かった瞬間に思いっきりブレーキを踏んで障害物(パイロン)を避ける、という行動を行います。

上の「60キロからのフルブレーキング」が助手席から撮影しているのに対して「100キロからのフルブレーキング+緊急回避」は運転席からの撮影で、後者の方が速度が高いにもかかわらず「頭の揺れ」が小さいことがわかります。

これはつまり「ドライバーは自分が運転しているので、クルマがどういった反応を示すかわかっており、準備ができている」ものの「同乗者はそうではない」という違いだと言え、となると通常の運転時でも自分(ドライバー)に比べて助手席や後部座席の人が感じる前後左右のGは大きいということもわかり、平時は「なるべくGのかからない」運転を心がけねばならない、とも改めて感じたところ。



アウディ「クワトロ」の信頼性は非常に高い

なお、今回の「急制動」を体感してみて思ったのは「こんなに短い距離で停止できるものなのか」ということ。
Q3といえどもRSモデルなので強力なブレーキを搭載していることになりますが、それでも(想像したよりも)かなり短い距離で停止したという印象があって、アウディのストッピングパワーもなかなかのものだと認識させられた一件であったと思います。

加えて急制動時には「ちゃんと曲がりながらでも止まれる」ということもわかり、これにも驚かされたところ。
FFやFRだとステアリングホイールを切りながらブレーキを強く踏むと姿勢を乱すことがありますが、アウディのRSモデルでは全くそういった傾向はなく、コーナリング同様にブレーキングでも「思ったようにクルマが動き、そして思ったところで停止できる」というのは新鮮な驚きでもありますね。

なかなかこういった経験はできるものではなく、その意味でも今回のアウディ・ダイナミック・ドライビング・エクスペリエンスは非常に良い経験。

実際に公道を走行していて急ブレーキを踏むような事態に遭遇したくはありませんが、いざその時になって「ブレーキを思いっきり踏める」こと、そして踏んだ時にどういった挙動をクルマが見せるのかを知っておくことは非常に重要かつ有用で、こういった機会を作ってくれたアウディジャパンには感謝せねばならない、と考えています。

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そのほかの画像はFacebook「アウディ・ダイナミック・ドライビング・エクスペリエンス」に保存しています。

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