| ポルシェ911GT2 RSが手も足も出ない |
アウディRS3を改造した「S4eP」がポルシェ911GT2 RSをドラッグレースで打ち負かしてしまう動画が公開に。
そしてこの動画のキモは、ポルシェ911GT2 RSは普通に「前向き」に走っているのに対し、このS4ePは「後ろ向き」つまりバックで911GT2RSに挑戦していること。
つまりは「後ろ向きに走っても、普通に走るポルシェ911GT2RSに勝てる」ポテンシャルを持っているのがこのS4ePだと言えます。
今回は「後ろ向き」なるも、今後は「前向き」に走った記録も量産か
このS4ePですが、ピュアエレクトリック、出力1200馬力、4モーターという構成を持っており、そのほか詳細はあまり語られていない車両。
ただしそのパフォーマンスは強烈で、モーター特有の「ヒューン」という音とともに離陸しそうなほどの加速を見せており、EVの凄まじいトルクとパワーを見せつけられた、という感じ。
ゴールするときは当然後ろ向き。
なお、S4ePは今回「後ろ向きに走るクルマ」の速度記録も更新しており、公式に「後ろ向きに走って世界でもっとも速いクルマ」に認定されています。
よくよく考えると、EVにおける「バック」はモーターを逆回転させるだけであり、理論上は前を向いているのと同じだけの速度が出せる、ということに。
ただしそうすると危険なので、市販されるEVだとバックする際の出力を意図的に抑えて「ゆっくり」しか走らないようにしているのでしょうね。
なお、今回は「前向き」での競争は行っていないものの、もちろん前に走ってもポルシェ911Gt2RSよりも速いはずで、今後は様々なクルマとの加速競争を見ることができそう(対戦申込みが殺到するのかもしれない)。
あと一~二年もすればテスラ・ロードスター、リマックC_Twoなどエレクトリックハイパーカーの納車が進み、ドラッグレース事情も今とは全く異なることになるのかもしれません。
それでは動画を見てみよう
こちらがS4えPが圧倒的な走りを見せる動画、「210Km/h RÜCKWÄRTS | Der Weltrekord! 」。
とりあえず後ろ向きに加速する姿はナントモシュールです。
こちらはS4ePの構造などを紹介する動画、「1200PS S4eP | Die Technik mit 4 Motoren! 」。
かなりデカいバッテリーを積んでいることがわかります。
VIA:Daniel Abt-youtube