オートエクスプレスがホンダNSXをサーキットに持ち込み、アウディR8 V10、ポルシェ911ターボと同条件でタイムを計測。
イギリス系メディアは地味に記録を追求し、しかも辛口批評が多いのでぼくはけっこう信用しています。
なお各車のスペックは下記の通り。
価格 2370万円
エンジン型式 V6 3.5リッターツインターボ
エンジン出力 581馬力(システム合計)
最高速 時速307キロ
0-100キロ加速 3秒
駆動方式 4WD(フロント:モーター、リア:ガソリンエンジン)
トランスミッション 9速デュアルクラッチ
重量 1725キロ
アウディR8 V10プラス
価格 2456万円
エンジン型式 V10 5.2リッターNA
エンジン出力 610馬力
最高速 時速330キロ
0-100キロ加速 3.2秒
駆動方式 4WD
トランスミッション 7速デュアルクラッチ
重量 1670キロ
ポルシェ911ターボ
価格 2236万円
エンジン型式 フラット6 3.8リッターツインターボ
エンジン出力 540馬力
最高速 時速320キロ
0-100キロ加速 3.0秒
駆動方式 4WD
トランスミッション 7速デュアルクラッチ
重量 1595kg
これら3車は価格面ではほぼ拮抗しており、何が起きても価格を言い訳にはできない状況です。
さて、実際の結果ですが、1位:ポルシェ911ターボ(43.3秒)、2位:アウディR8 V10(43.6秒)、3位:ホンダNSX(43.7秒)という結果に。
コースが短くNSXの加速性能を活かせなかったのかもしれませんが、NSXはコーナリング性能もひとつの強みとしており、ちょっと意外な結果ではありますね。
NSXはランボルギーニ・アヴェンタドールを加速性能で破る動画など公開されてはいますが、評論家の間でも賛否両論分かれる車。
やはり重量が重いことが一つのネックになっていることは間違いないと思われ、そう考えると改めて日産GT-R(NSX(と重量が近い。-50キロ)の出来の良さを実感せざるを得ません。
MSXはパフォーマンスを表に出しているだけにそのパフォーマンスが他に劣るとなると「NSXを選ぶ理由」がなくなってしまい、そこがちょっと辛いところですね(GT-Rだと価格的に選ぶメリットがあり、スタイル的にも独自性がある)。
ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4(ピレリ・エディション)とホンダ(アキュラ)NSXとが直線での加速勝負を行う動画。
スタートでは一瞬アヴェンタドールがリードするものの、その後はNSXが抜き返し、そのまま差を広げています。
アヴェンタドールは700馬力で4WD(重量1575キロ)、NSXは573馬力で同じく4WD(1725キロ)ですが、なんといってもNSXはモーターという強力な武器があり、ターボエンジンの立ち上がりの遅さをカバーできるという特徴があります。
かつ、エンジンの回転数が高まればターボの加給によって強力なトルクと馬力による加速を得ることができ、「ターボエンジン+エレクトリック」はかなり有効な組み合わせなのかもしれませんね。
なお公称値では0-100キロ加速においてランボルギーニ・アヴェンタドールは2.9秒、ホンダNSXは3.0秒となっています。
こちらは同じ字ユーチューバーによるもので、マクラーレン650S、ランボルギーニ・ガヤルドなどスーパーカーを並べて女性に「どれがいい?」と聞いたところ、ホンダ(アキュラ)NSXを選ぶ動画。
ホンダNSX、ポルシェ911ターボ、日産GT-Rとを直線加速タイムで競った動画。
先に結果から言ってしまうと、画像の通りでポルシェ911ターボがあらゆる速度域で最速、という結果に。
NSXとGT-Rは拮抗していますが、NSXがダッシュに優れるモーターを積むぶん出だしが速いようですね。
逆にGT-Rの速さが目立つ結果とも言えます。
なお上記三車のスペックは下記の通り。
GT-Rのコストパフォーマンスが光りますが、現行世代最初のモデルが2006年登場ということを考えると、仕様変更を経ているとはいえども「驚くべき速さ」であります。
価格:2236万円
出力:540馬力(フラット6 3.8リッターツインターボ)
最高速:時速320キロ
0-100キロ加速:3.0秒
駆動方式 4WD
変速機:7速デュアルクラッチ
重量:1595kg
ホンダNSX
価格:2370万円
出力:573馬力(3.5L/V6ツインターボ+3モーター)
最高速:時速308キロ
0-100キロ加速:2.9秒
駆動方式:4WD
変速機:9速DCT
車体重量:1725kg
日産GT-R
価格:996万円
出力:562馬力(3.5L/V6ツインターボ)
最高速:時速315キロ
0-100キロ加速:2.6秒
駆動方式:4WD
変速機:6速DCT
車体重量:1752kg