| さらにBMW Z4の2秒遅れ。もっと速く走ってもいいはずだ |
さて、トヨタGRスープラがついにニュルブルクリンクにアタック。
ただしトヨタ公式ではなく、Sport Autoが車両を持ち込んでの走行となっています。
なおドライバーはSport Autoのテストドライバーを務めるクリスチャン・ゲッバート氏で、同氏はこれまでも数々のクルマにてニュルブルクリンクのほか、ホッケンハイムにてアタックを行っており、「間違いない」ドライバーの一人でもありますね。
そのタイムは「一昔前のスポーツカー」と同等
そして今回ニュルブルクリンクにてスープラが記録したタイムは7:52.17。
正直言うとこのタイムはあまり速くはなく、「期待はずれ」という印象も。
ランキングから言うと160位くらいというポジションです。
なお、この周囲にいるのは下記のような面々。
GRスープラは「ポルシェを超えよう」として開発されたクルマではあるものの、実際のスープラのタイムはボクスターだとおよそ一世代か二世代、911だと三世代前、そして初代NSXと同等のタイムにとどまります。
・ポルシェ911 GT3(996)・・・7:56.33 ・ポルシェ・ボクスターS(981) ・・・7:58.00 ・ホンダNSX-R(後期)・・・4:56.73 (参考) ・ポルシェ718ケイマンS・・・7:47.00 ・ポルシェ・ボクスター・スパイダー・・・7:49.00 ・ポルシェ・ケイマンS(981)・・・7:55.00 |
ちなみにトヨタGRスープラは340馬力ですが、これはNSX-Rに対してはもちろん、911GT3除く、上に挙げたいずれのポルシェよりも高い馬力。
古い世代のポルシェ、NSXよりも高い出力、最新のデバイスを持ちながらもそれらと同等ということについては様々な思いがよぎりますが、視点を変えると「ポルシェ、NSX-Rはそれだけ良く出来ている」と考えても良さそうですね。
ニュルブルクリンクを走ったBMWだとこういった記録が残っていますが、これを見るとZ4に遅れをとり、M2とドッコイ(これはこれでグッジョブ)。
・BMW M4 GTS・・・7:27.88 ・BMW M5コンペティション(F90)・・・:.36.00 ・BMW M5(F90 )・・・7:32.92 ・BMW M3 GTS・・・7:48.00 ・BMW M3 CSL・・・7:50.00 ・BMW M4・・・7:52.00 ・BMW M2コンペティション・・・7:52.36 ・BMW M5コンペティション(F10)・・・7:54.00 ・BMW M5(F10)・・・7:55.00 ・BMW Z4 M40i・・・7:55.41 ・BMW M2・・・7:58.00 |
ちなみに日本車の上位だとこんなタイム。
・日産R35 GT-R NISMO・・・7:08.68 ・ホンダNSX・・・7:36.00 ・レクサスLFA・・・7:38.00 |
ただ、その出力や価格帯を考えると「これくらいが妥当」と考えられなくもなく、おそらくは「新型スープラに対する期待度」が高すぎたあまり、このタイムを見てちょっと落胆した、ということなのかもしれません。
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