| BMWは各モデルにおいて個性を強調する方向に動くようだ |
さて、EV含め続々ニューモデルの発表が期待されるBMW。
直近ではフルモデルチェンジを迎える2シリーズ・クーペ、そして7シリーズが目撃されています。
まずこちらは2シリーズクーペですが、「FF」ベースとなる2シリーズ・セダンそしてグランクーペとは異なってFR用プラットフォームを持つことが特徴。
つまり2シリーズという同じ名称を持つものの、「根本的に異なるクルマ」と考えることができます。
新型BMW 2シリーズ・クーペは「大きくイメージチェンジ」?
なお、撮影者によると「薄い偽装で寒冷地テストを行っている2シリーズを初めて撮影」したとのこと。
これまでに目撃された2シリーズのプロトタイプに比較して大きな変更はないようにも見えますが、改めて現行2シリーズとはかなり異なるシルエットを持っていることもわかりますね。
これまでの2シリーズ・クーペというと、そのサイズ的制約からかどうしても「寸詰まり感」があったものの、新型2シリーズ・クーペではキャビンを小さくデザインすることでそれを解決しているようにも(車体上半分の容積が小さい)。
ただし、そのぶん後席は犠牲になっているのだと思われ、これは思い切った方向転換と言えるかもしれませんね。
こういった方向性の変更については、バリエーションが拡大したために「そのモデルが担当する守備範囲が絞られたこと」、そして「バリエーション拡大による差別化の必要性」が理由だと考えられますが、とにかく「個性が明確に」なったモデルが増えるのは喜ばしいことだ、と思います。
なお、気になるのは「キドニーグリル」。
2シリーズ・クーペには当然ながらハイパフォーマンスバージョンとして「M2」が追加されることになると思われますが、こちらのグリルが4シリーズ同様、縦方向に大きい「バーチカルキドニー」となるのかどうかは注目の的。
ただしスパイフォトを見る範囲ではノーズの高さが低く抑えられていて、むしろ(8シリーズのように)横長のキドニーグリルが与えられるんじゃないかと思えるほどです。
こういったところも「今までのBMWのように一律ではない」仕様が与えられる事例のひとつであり、モデルごとの個性が重要視される時代に突入した証左だと考えられます。
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参照:Motor1