| BMW M3は直4、直6、V8と様々なエンジンを積んできた |
トランスミッションはMT、シングルクラッチ、デュアルクラッチ、そしてトルコンATまで
さて、おなじみCarwowが初代から最新世代までのM3を一同に集めてドラッグレースを行った動画を公開。
これらは「E30 M3」「E36 M3」「46 M3」「 E92 M5」「F80 M3 」「G80 M3」という面々となっていますが、それぞれの世代のM3の概要、そしてドラッグレースの結果を見てみましょう。
各世代のBMW M3はこんなクルマ
そこでまずは初代M3、「E30(1985年)」。
モータースポーツのためのホモロゲーションモデルとして誕生しており、搭載されるエンジンは2リッター4気筒、195馬力、1,200kg、そしてトランスミッションは5速マニュアル。
二代目M3「E36」は1993年に誕生しており、3.2リッター直6エンジンを搭載して286馬力を発生、トランスミッションは(当初)5速マニュアル、車体重量は1,460kg。
フェイスリトにて6速マニュアル・トランスミッションとロボタイズド・トランスミッションであるSMGが用意されています。
三代目M3「E46」は2000年に発売され、搭載されるエンジンは3.2リッター直6(343馬力)、トランスミッションは6速マニュアルとロボタイズド・トランスミッションであるSMGII 1,570kg。
四代目M3「E90/E92(2007年)」は4リッターV8エンジン(420馬力)を搭載していますが、V8エンジンを積んだ唯一のM3でもあり、その意味でも高い人気を誇ります。
トランスミッションはSMGから変更された7速デュアルクラッチもしくは6速マニュアル、そして車体重量は1,630kg。
五代目M3「F80(2014年)」ではエンジンが直6へと戻され、排気量は3リッターにダウンサイジングされるもターボ化によって431馬力を獲得しています。
車体重量は1,640kg、トランスミッションは7速DCT。
六代目M3すなわち現行M3であるG80は2021年に登場しており、搭載されるエンジンは3リッターちょく6ツインターボ、コンペティションスペックでは510馬力を発生します(車体重量は1,740kg)。
トランスミッションは8速AT(はじめてトルコン式ATが採用された)、これまでの後輪駆動に加え、こちらもはじめて4WD仕様がラインアップされたこともトピックです。
実際に6世代のBMW M3が走ったらこうなった
そして実際に6台各世代のBMW M3がドラッグレースを走ることになりますが、文字通りこれはかなりの「壮観」。
トップタイムを叩き出したのは最新世代のG80世代のM3コンペティションで「12.0秒」。
その次はF80 M3コンペティションの「12.1秒」。
そしてぐっと遅れてE46 M3の13.3秒、E92 M3の13.4秒、E36 M3エボリューションの15.3秒、E30 M3の17.1秒へと続きます。
E46とE90の順位が逆転こそしているものの、おおよそは「世代順」といった感じですね。
6世代のBMW M3が一斉にドラッグレースを走ってみた動画はこちら
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参照:carwow