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| もともとBMW M2は非常に高いパフォーマンスを誇る”Mカー”であるが |
日本での発売、価格発表にも期待がかかる
BMWが「M」ブランドのエントリーモデルである「M2」および「M2 CS」の性能を異次元へと引き上げる最新の純正カスタムパーツを発表。
2026年7月からドイツ本国にて発売される「Mパフォーマンス・トラックキット」は、サーキットでの限界走行を追求しながらも、公道走行の認可(ドイツ国内)を取得した画期的なパッケージです。
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この記事の要約
- サーキット特化: 手動調整可能なフロントスプリッターと「スワンネック」リアウイングを装備
- 究極の足回り: 公道走行可能な初の「4way調整式」モータースポーツ・ダンパーシステムを採用
- CS専用エキゾースト: M2 CS向けに8kg軽量化されたチタン&カーボン製マフラーが登場
- 価格と時期: トラックキットは2026年7月発売。価格は23,500ユーロ(邦貨換算だと約410万円)
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サーキット愛好家を熱狂させる「Mパフォーマンス・トラックキット」
近年、愛車でクローズドコースを走る「トラックデイ」の人気が高まっていますが、これに応えるべくBMW Mが開発したのがM2をレーシングカーへと変貌させる「Mパフォーマンス トラックキット」。
最大の特徴は、「ストリートモード」と「レースモード」を切り替えられる空力デバイスにあり、特にリアウイングは、レースモード時に後方へ50mm移動してダウンフォースを劇的に高める設計を採用しています。
そしてこれらすべてのコンポーネントはBMWの風洞実験室で最適化され、ニュルブルクリンクの記録保持者でありテストエンジニアのイェルク・ワイディンガー氏によって最終調整が行われたものである、とも説明されています。
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車種概要・性能・スペック
Mパフォーマンス・パーツ 主要スペック
| パーツ名 | 主な特徴・性能 | 価格(ドイツ国内・税別) |
| M Performance トラックキット | 手動調整フロントスプリッター、スワンネック・リアウイング、4way調整式車高調 | 23,500 ユーロ |
| M Performance エキゾースト | M2 CS専用。チタン/カーボン製。8kg軽量化 | 8,343.50 ユーロ |
| サスペンション調整 | 前後最大20mmの車高ダウンが可能 | トラックキットに含む |
M2 CS専用:エキゾースト・システムの進化
新型M2 CS(530馬力)向けに開発されたエキゾースト・システムはモータースポーツ直系の軽量化技術を投入。
標準品より8kg軽く、チタンとカーボンを組み合わせたテールパイプが視覚的なインパクトを与えるうえ、複数のサウンドモードが用意されており、サーキットではより官能的で力強いM2 CS特有のエンジンサウンドを奏でることに。
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競合比較と市場での位置付け
このキットの導入により、M2は同クラスのポルシェ 718 ケイマン GT4などの「サーキット専用車に近い市販車」と真っ向から勝負できるスペックを手に入れることとなり・・・。
- vs 標準モデル: 調整式サスペンションと空力デバイスにより、コーナーでの限界速度が大幅に向上
- 独自の優位性: 本格的なモータースポーツ・ダンパーでありながら「公道走行が可能」である点は、自走でサーキットへ向かうユーザーにとって最大のメリット
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参考:BMWの「公道走行可能」へのこだわり
多くの国や地域において、モータースポーツ用の4way調整式ダンパーや、極端な突き出しを持つスプリッター、全長を超えるリアウイングは公道での使用が制限されることが多いのが現状です。
しかしBMWは、リアウイングを「ストリートモード」によって格納式にするなどの工夫を凝らし、ドイツの厳しい車両規則をクリアすることに。
「サーキットで勝てる車に、そのまま乗って帰れる」。この利便性と高性能の両立こそが、BMW Mが選ばれ続ける理由なのかもしれません。
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結論
2026年に登場するMパフォーマンス・トラックキットは、BMW Mの「モータースポーツの技術を公道へ」という哲学を最も純粋に体現したパーツ群。
決して安価ではありませんが、メーカー純正保証を維持しつつ、プロレベルの調整機能を備えた「公道走行可能なレーシングカー」を手に入れられる価値は、熱狂的なドライバーにとって計り知れないものになるものと考えられます(調整を行うことで車両とドライビングに対する理解を深めることも出来る)。
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