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フェラーリがファンの名を刻みWEC二冠を祝う「ビクトリー・ウォール」を設置。なぜフェラーリはここまで「ファンとの距離」を短く取るのか

フェラーリがファンの名を刻みWEC二冠を祝う「ビクトリー・ウォール」を設置。なぜフェラーリはここまで「ファンとの距離」を短く取るのか

Image:Ferrari

| フェラーリはいつもファンへの感謝を忘れない |

「自分の名前を探すことが出来る」オンラインサービスも

2025年、世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスで見事「製造者」と「ドライバー」の両タイトルを制覇したフェラーリ。

その歴史的快挙を支えた一つの要因は世界中のファンの熱狂であることは間違いないものと思われます。

そして今回、フェラーリはこの絆を形にするため、3,000人以上のファンの名前を刻んだ巨大アート「Ferrari Victory Wall(フェラーリ・ビクトリー・ウォール)」を公開することに。

フェラーリが2026年を戦う「499P」を公開。WEC連覇へ向けて伝説のレッドとイエローが進化、伝説の312Pオマージュ
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この記事の要約

  • 二冠の証: 2025年WECハイパーカークラスでのダブルタイトル獲得を記念
  • ファンの絆: わずか3時間で募集が埋まった世界中3,000人のファン名が刻印
  • 展示場所: イタリア・マラネロのフェラーリ・ミュージアムにて一般公開開始
  • デジタル体験: オンラインでも自分の名前を探せるデジタル版イラストを公開

わずか3時間で完成。熱狂的ティフォシの証

2025年12月、フェラーリが公式サイトで「歴史に名を刻むチャンス」を告知した際、世界中のファンが殺到したのは記憶に新しいところ。

募集開始からわずか3時間で3,000名の枠が埋まったこのプロジェクトが、今回「チーム、マシン(499P)、そしてファンを象徴的にひとつに結びつけるグラフィックアート」として完成しています。

この「ビクトリー・ウォール」は、2026年2月25日にモデナのエンツォ・フェラーリ・ミュージアムで行われた「2026年型499P」のカラーリング発表イベントで初披露され、現在は聖地マラネロ(のフェラーリ・ミュージアム)へと場所を移して展示されているのだそう。

これは買うしかないな。イタリア国立印刷局・造幣局(IPZS)がフェラーリの記念金貨と銀貨を限定発売、「跳ね馬」の表面に金貨だと「499P」、銀貨は「F80」「296スペチアーレ」の図柄も採用
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インスタレーションの概要と楽しみ方

Ferrari Victory Wall 展示情報

項目詳細
現在の展示場所イタリア・マラネロ Museo Ferrari(フェラーリ・ミュージアム)
刻印数世界中から集まった3,000名以上のファンネーム
モチーフ勝利を挙げたハイパーカー「499P」とチームの絆
オンライン版フェラーリ公式サイトにて名前の検索が可能

「聖地巡礼」の新スポットに

マラネロを訪れるファンにとって、この”壁”は一般的な展示物ではなく、自分がフェラーリの一部であることを再確認できる特別な場所。

現地に行けないファンのためにもデジタル版が用意されており、スマートフォンやPCから自分の名前を探し出し、あの感動的なシーズンを追体験することが可能となっています。

なぜフェラーリはファンを「Victory Wall」に刻むのか

フェラーリにとって、WECでの勝利は技術の勝利であると同時に、世界中にいる「ティフォシ(熱狂的なファン)」の勝利でもあり・・・。

  • ブランド戦略: 顧客やファンを「歴史の目撃者」から「歴史の参加者」へと引き上げる、フェラーリらしい卓越したファンエンゲージメント
  • 2026年シーズンへの布石: 新しいカラーリングの499Pと共にこの壁を公開することで、今シーズンの王座防衛に向けた団結力を高めている

結論:フェラーリの歴史に自分の名が残る贅沢

モータースポーツの頂点で戦うチームが、これほどまでにファンを近くに感じさせる取り組みは極めて稀といえるかもしれません。

マラネロに設置されたこの「壁」は、今後もフェラーリの施設内に保管され、2025年の栄光を語り継ぐ象徴となるそうですが、自分の名前が刻まれている幸運な3,000人の一人であればもちろん、そうでなくても、この巨大なアートの前に立てば、跳ね馬がまとう情熱の深さを肌で感じることができることは間違いないであろうと思います。

参考:フェラーリ・ミュージアムが「2館」ある理由

今回の展示に関しては、「モデナ」と「マラネロ」という2つの場所が登場しています。

少し紛らわしいかもしれませんが、実はフェラーリには2つの公式ミュージアムがあって・・・。

  1. モデナ(Museo Enzo Ferrari): エンツォの生家を改装した、彼の生涯と歴史にフォーカスした場所
  2. マラネロ(Museo Ferrari): 本社と工場のすぐ向かいにあり、F1や最新モデル、レースの勝利を祝う「動的」な展示が中心の場所
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今回の「ビクトリー・ウォール」は、勝利を祝う展示として、現在はマラネロにて見ることができます。

イタリア旅行を計画する際は、ぜひ両館をハシゴして「フェラーリの過去と現在」を体験してみるといいかもしれませんね。

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参照:Ferrari

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