
| クルマが複雑化するとともに「いままでにはない」問題も |
一昔まであれば、テールランプは単純に「通電するかしないか」ではあったが
BMWジャパンが国土交通省に対してリコール届け出。
問題があるのはテールランプ及びウインカーユニットで、対象となるのは1シリーズと2シリーズの428台、影響を受けるのは「令和7年7月2日~令和7年11月3日に製造された個体です。
なお、対象となる製造期間が短く、そして問題を発見した理由は「ドイツ本国からの情報による」と記載されており、比較的早い段階においてBMWが問題を把握し、全世界へとリコールの指示を出したたのだと思われます。※日本だとトラブルの実例、事故ともにゼロ
なお、BMWのような量産車メーカーの場合、問題を把握した後にすぐに原因究明と対策の立案を行わねば「日々被害が拡大してゆく」こととなり、トラブル対応に関してはスピードがもっとも重要なのかもしれません(ここが少量生産メーカーとはまったく事情が異なる)。
今回のリコールの内容はこうなっている
そして今回のリコールの問題については以下の通りで、注目すべきは(ソフトウエアのアップデートではなく、物理的にライトユニットを入れ替える」という点で、つまりそのほうが「コストが安い」と判断したということになりそうです。
リヤライト*の LED ドライバにおいて、製造工程が不適切なため、誤ったソフトウェアが搭載され、リヤライト制御ユニットのソフトウェアと互換性が無いものがある。そのため、点灯開始時の特定の制御条件下における内部診断の際に、異常がないにもかかわらず故障と誤判定し、尾灯、制動灯または方向指示器が不点灯になるおそれがある。
*リヤライト;フェンダーリヤライト、テールゲートリヤライト。国土交通省

今後は自動車の「設計・製造・修理」にも変化がありそう
ちなみにですが、メルセデス・ベンツはちょっと前に「交換コストの引き下げ、在庫や輸送コストの低減、廃棄物の減少と環境負荷の圧縮」を理由とし、たとえばライトアッセンブリーをいままでのように「全交換」ではなく「レンズ1枚など、部品単位の交換」にすると発表していますが、自動車業界全体にこの動きが広まれば、今回のようなリコール対応も「迅速に、低コストで」行えるようになるのかもしれませんね。

Image:7Mercedes-Benz
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参照:国土交通省











