
| かつてハイパフォーマンスタイヤにおいてブリジストンといえば圧倒的な支持を得ていたものであるが |
記事の要約:タイヤ選びの常識が変わる?
- ミシュランの完全勝利: 2026年コンシューマー・レポート(CR)で首位。テストした全タイヤが「推奨」評価を獲得
- 苦戦するブリヂストン: 総合ランキングで10位に沈没。トーヨーやハンコック、クムホの後塵を拝する結果に
- ユーザーの評価: ミシュランは「オーナー満足度」で圧倒的高スコア。対するブリヂストンは「摩耗の早さ」や「保証」への不満が目立つ
- 唯一の光: トラック・ユーティリティ部門ではブリヂストンも平均以上のスコアを維持
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フェラーリ296GTBに装着されるタイヤは「ブリヂストン」。ここ最近のスーパーカーではブリヂストン装着比率が増えているようだ
| 現在フェラーリでは「ミシュラン」「ピレリ」「ブリヂストン」を装着することがあるもよう | なぜ今ブリヂストンの純正採用が増えているのか さて、ぼくのフェラーリ296GTBに装着されているタイヤは「 ...
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2026年最新ランキング:ミシュランの独走態勢
フランスのタイヤメーカー、ミシュランの勢いが止まらず、2025年に一時グッドイヤーに首位を譲ったものの、2026年には全セグメントで王座を奪還したことが明らかに。
コンシューマー・レポートが実施した快適性、制動、ハンドリング、ハイドロプレーニング耐性、ロードノイズ、雪上トラクションの各テストにおいて、ミシュランは最高レベルの評価を維持しており、特にテストされた8モデルすべてが「CR推奨(Recommended)」バッジを獲得するという快挙を成し遂げています。

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ポルシェがカレラGTを「20年ぶりに」アップデート。ミシュランとの共同開発によって”パフォーマンスと安全性が向上する”新型タイヤを提供開始
Image:Porsche | この新しいタイヤによって「どれくらいパフォーマンスが向上するか」が気になるところである | そしてそのパフォーマンスの向上=タイヤの進化ということに さて、先日はポルシ ...
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ブリヂストン vs ミシュラン:性能・満足度スペック比較
かつて「最強」の名を欲しいままにしていた日本ブランド、ブリヂストンは今、厳しい局面に立たされており・・・。
カテゴリー別比較(CR/J.D.パワー 2026データ)
| 比較項目 | ミシュラン (Michelin) | ブリヂストン (Bridgestone) |
| CR総合順位 | 1位 | 10位 |
| CR推奨獲得率 | 8/8モデル (100%) | 6/10モデル (60%) |
| スポーツタイヤ | Pilot Sport 4S (極めて高い満足度) | Potenza Sport (満足度は平均以下) |
| コンフォート | Primacy Tour A/S (高スコア) | Turanza (満足度は平均以下) |
| 主な不満点 | (特になし) | 早期摩耗、品質問題、保証対応 |

「ポテンザ」が「パイロットスポーツ」に勝てない理由
スポーツタイヤの代名詞である「ポテンザ(Potenza Sport)」につき、テスト自体の数値は悪くないものの、実際に購入したオーナーからの満足度ではミシュランの「パイロットスポーツ(Pilot Sport 4S)」に大きく水をあけられており、コンシューマーレポートによると「ブリヂストンには期待値に対する耐久性やカスタマーサービスの欠如」を指摘する声が多く寄せられているのだそう。
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ミニJCWのホイールをOZラリーレーシングへと交換!タイヤも非ランフラットのミシュランへ、ずいぶん乗り心地が良くなったようだ
| さらにはタイヤとホイールもツライチに、見た目も大きく向上(したように思う) | 動きも軽く、ハンドリングもシャープに さて、ミニJCW(F56 / LCI2 )のカスタムを行うにあたって注文してい ...
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競合比較:ブリヂストンを追い抜くライバルたち
今回のランキングで衝撃的なのは、ブリヂストンが欧米ブランドだけでなく、アジア系ブランドにも順位を抜かれている点で・・・。
- 上位3社: ミシュラン、コンチネンタル、フレデスタイン(オランダ)
- ブリヂストン(10位)の上位: トーヨー(Toyo)、ノキアン(Nokian / フィンランド)、ハンコック(Hankook / 韓国)、クムホ(Kumho / 韓国)などがランクイン

ブリヂストンは現在、J.D.パワーの顧客満足度調査においても乗用車およびパフォーマンス・スポーツ部門で平均を下回っているというのが現状で、しかし唯一の光明はトラック・ユーティリティ(SUV・ピックアップ)部門では辛うじて平均を上回っていることであり、この分野がブリジストンの最後の砦となっているという状況。
ちなみにぼくはブリジストンのタイヤはあまり好きではなく(サイドウォールが固いという印象を持ち、トレッドが剥離した経験から)、逆に信頼が置けるのはミシュラン、ダンロップ、グッドイヤー、そしてTOYO(コンチネンタル、ピレリはバランスがあまり良くないことが多いので遠慮したい)。
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なぜタイヤメーカーのミシュランがレストランの格付け「ミシュランガイド」をはじめたのか?初版発行は1900年、これと同時に「グルメ」という概念が定着することに
| それまでは「クルマに乗って何かを食べに行く」という概念がなかったようだ | ミシュランは昔から「マーケティング上手」だったらしい さて、世の中にはいわゆる「ミシュランガイド」というものがありますが ...
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結論:今、タイヤを選ぶなら?
データが示す結論は残酷なまでに明確で、2026年現在、最高の性能とオーナー満足度を求めるのであれば、ミシュランが最も賢い選択なのは間違いなさそう(ミシュラン製タイヤを装着した場合、ウエイトを装着する数がかなり少ないことが多く、これはつまりバランスに優れるということを意味する)。

ブリヂストンは、優れたウェット・ドライ性能や乗り心地を評価する一部のファンがいるものの、全体的な品質管理や摩耗耐性において、現代の厳しいユーザー基準を満たしきれていない、というのが現時点での評価となっています。
【参考】
- なぜオーナー満足度が重要なのか?:CRのテスト数値は「新品状態」の性能ですが、満足度には「数万キロ走行後の性能維持」や「トラブル時の対応」が含まれる。ブリヂストンの10位という結果は、長期間使用した際の劣化速度やサービスへの不満が反映された「現実の」データでもある
- コスパの視点:2025年末の「最もお買い得なタイヤ(Best Bang-for-your-buck)」リストにもブリヂストンは入っておらず。つまり、ミシュランより安くても、寿命や満足度を考えると「割高」と判断されているのが現状
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参照:Consumer Report











