
さて、マレーシアはクアラルンプール旅行記、今回は「ペトロナス・ツインタワー」。
ぼくらにとってのペトロナスというと「メルセデスAMG F1チーム」の冠スポンサーという印象が強く、実際のところエントランスにはこんな感じでメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム(Mercedes-AMG Petronas Formula One Team)のF1マシンが展示されています。

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ペトロナス・ツインタワーとは
そしてこのペトロナス・ツインタワーはマレーシアの国営石油会社「ペトロナス」の本社として建てられたものですが、マレーシアは東南アジア有数の産油国であり、ペトロナス経由にて多くの国へと石油を輸出しています。
ちょっとユニークなのは「時刻で採取した高品質な石油を航空機用として高額にて輸出し、(産油国にも関わらず)自動車用の安価な石油は輸入に頼っている」ことで、ここは国営企業ならではの損得勘定なのかもしれません。

ちなみに産油国だけあってガソリン価格は低く、スタンドを見た限りでは「リッター80円」ほど。
ただしこの価格はあくまでも「現地住人向け」だそうで、外国人が給油するとてに「40円くらい」上乗せがなされます。
そしてガソリンにかかわらず、「マレーシア国民と外国人」はいたるところで価格が分けられており、マレーシアの「国民ファースト」政策を伺うことも可能です。

ペトロナス・ツインタワー基本情報
- 場所:クアラルンプール
- 高さ:約452m
- 階数:88階
- 完成:1998年
- 用途:オフィス・観光地
- 1998〜2003年:世界一高いビル
- 現在:世界一高いツインタワー
ペトロナス・ツインタワーに行くには?
そこでこのペトロナス・ツインタワーにどうやって行くのかということですが、電車(LRT)「KLCC」駅で下車すると”駅直結”。
この「KLCC」というのはペトロナス・ツインタワー併設のショッピングモール、スリアKLCCモールを指しており、改札を抜けるとショッピングセンターの入口が見えてきます。

そしてこのショッピングセンターには世界中のブランドが入居しているのですが、シャネルの隣はなんと「ユニクロ」。

しかもその境界にあるサインは「ユニクロのほうが上」にあり、これはもちろん意図してのことなんじゃないかと考えています(よくシャネルが怒らなかったな)。

ペトロナス・ツインタワーには展望台があるのですが、今回は上る時間がなく「外から見るだけ」。
名前の通り、同じ形の塔が2本並んでいるのが最大の特徴で、41〜42階には2つの塔をつなぐ「空中橋(スカイブリッジ)」があり、ここに入ることも可能です。

遠くから(KLタワーの上から)見るとこう。
外観はモスクの尖塔のような形で、イスラム文化を意識したデザインとなっています。

ぼくは世界中で「世界一だったことがある高いビルやタワー」に登っていて(ブルジュ・ハリファ、台北101、上海のテレビ塔に上海タワー、広州タワー、スカイ100、その他諸々)、よってこのペトロナス・ツインタワーについても興味はあったものの「まあそこまで驚くまでのものではないだろう」とタカをくくっていたものの、実際に目にするととんでもなく驚かされることに。

そして驚かされた理由は「高さ」「規模」「ライティング」というよりも「その外壁」。
外壁には(たぶん)エッチング加工がなされたステンレス製のパネルが用いられており・・・。

目に見える部分はすべてこのパネル。

そしてこのパネルの反射(パネル表面の微妙な凹凸がまた幻想的な輝きを作り出している)が昼夜問わず「異物感」を演出しており・・・。

このペトロナス・ツインタワーを「異世界の建物」のように見せているわけですね。

ペトロナス・ツインタワーは「日韓共作」
このペトロナスツインタワーの建設は、少しユニークな体制で行われており、建築設計はアルゼンチン系アメリカ人建築家のセザール・ペリ、しかしこのタワーは2本それぞれ別の建設会社が施工を担当しています。
タワー1(西側)
- 担当:ハザマ(Hazama Corporation)(日本)
- 日本の大手ゼネコンが施工
タワー2(東側)
- 担当:Samsung C&T Corporation(韓国)
- 韓国の建設会社が施工

左右で施工を分けた理由としては、「工期を短縮するために2チームで競争形式にした」「より早く完成した側が主導権を握る仕組み」を採用したからだそうで、結果として、サムスン側のタワー2がわずかに早く(諸説あるが、数週間程度先に)完成したと言われています。

こういった「同時に別会社が競って作る超高層ビル」はかなり珍しい事例ですが、韓国にとっては「国のメンツをかけた代理戦争」、日本側にとっては「企業の威信をかけたプロジェクト」であったことが容易に想像でき、こういう背景を知ると、ただの観光名所というよりも「国際的な技術競争の象徴」に見えてきますよね(ハザマの関係者が無事に済んだことを祈る)。

ペトロナスツインタワー周辺はこんな感じ
なお、ペトロナスツインタワーは「外から見ても大変インパクトのある建物」ですが、いくつかの場所から見ることができ、ひとつはこの「ペトロナスツインタワー正面」。

この前には噴水があり、周囲のビルのライトアップとあわせて夜景を楽しむのも良いかと思います。

正面のビルもなかなかいい感じですね。

明るい時間帯だとこう。

そしてショッピングモール側の正面入口から見るのもオススメ(こちら側には大きな池があり、夜には噴水ショーがある)。

ショッピングセンター越しに見るとこう。

新名所、「サロマ・リンク」からもペトロナスツインタワーを拝むことが可能
そしてちょっとした穴場が「サロマ・リンク」。
これは2020年に完成した比較的新しい観光名所の歩行者専用橋で、サロマブリッジはクアラルンプール中心部と再開発エリアを接続し、都市の分断を解消する目的で作られています。
実際のところ、この「分断」は視覚的にも明らかで、ペトロナス・ツインタワー側はあれほどきらびやかなのに対し、橋の「こっち側」はスラムっぽい雰囲気も(ちょっとクアラルンプールの闇を感じる)。

このサロマリンクは「カンポン・バル(Kampung Baru)駅」側から行くときれいにペトロナス・ツインタワーを見ることができるのですが、駅を出ると猫さんが大量に待機しているのも高評価。

そしてブリッジに上がると「代行撮影」が待機しており、これは何かというと、静止画や動画を「観光客が自撮りする代わりに」有料で撮影し、観光客へとデータを渡してくれるというもので、相当数の人が依頼していたところを見るに「人気の仕事(つまり稼げる)」でもあるようですね。

サロマ・リンクの特徴
このサロマ・リンクは橋全体が筒状のカバー構造になっていて、かなりインパクトのある見た目なのですが、デザインそのものはマレーシアの伝統工芸「ソンケット(織物)」がモチーフとなっており、幾何学模様目を引きます。※マレーシアの有名な歌手、サロマにちなんだ命名らしい

そして夜になると橋がカラフルに光り、「マレーシア国旗カラー(赤・青・黄)」のほか、様々なカラーや光り方を見せてくれることに。

マレーシア クアラルンプール ペトロナスツインタワー、及びその付近の動画はこちら
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