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もしもメルセデス・ベンツSLRマクラーレンが現代に蘇ったら。「メルセデスSLRヴィジョン」

2018/12/19

今回のパートナーはマクラーレンではないだろうけれど

メルセデス・ベンツが2004~2009年の間に販売していた「SLRマクラーレン」。SLRマクラーレンは「マクラーレンとメルセデス」とのコレボレーションによって企画・設計・製造された車で、1955年の「300SR」を強く意識したデザインを採用し、AMG製の5.4リッターV8エンジン(スーパーチャージド)を搭載し626馬力を発生。
製造はマクラーレンによるもので、構造としては「カーボンモノコック」、つまり現代のマクラーレンが発売しているロードカーと同様の素材を用いていることになります(エアブレーキを採用している点も同じ)。

そのメルセデス・ベンツSLRマクラーレンが現代に甦ったなら

メルセデス・ベンツSLRマクラーレンのバリエーションとしては、標準モデルの「SLRマクラーレン(626馬力)、SLRマクラーレン722エディション(650馬力)、SLRマクラーレンロードスター(626馬力)、SLRマクラーレン722Sロードスター(650馬力)、SLRスターリング・モス(650馬力)。

さらにこれらを後に開発元のマクラーレンがチューンした個体も数台が存在しているようですね。

そしてこちらが今回、INVISIVの発表した「メルセデスSLRヴィジョン(レンダリング)」。
すでにメルセデス・ベンツとマクラーレンとの提携は終了しており、現在はF1でもロードカーにおいてもライバル関係にあるためか「マクラーレン」はこれに参画しない、という設定のようですね。

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詳細は公開されていないものの、サイド出しのエキゾーストパイプを見るに「ガソリンエンジン搭載」だと思われ、INVISIVいわく「スポーティーとラグジュアリーとの完璧なバランス」。

実際にパワフルさとともに優雅さも感じさせ、これぞメルセデス・ベンツの発売するスーパーカーという印象です。

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なお、メルセデス・ベンツはSLRマクラーレンのモチーフとなった300SLR、SLS AMGへ影響を与えた300SLといったスポーツカーを持ちますが、現在の「AMG GT」においても多少なりともこれらの影響が見られ、もっとも顕著なのは「ロングノーズ・ショートデッキ」。

よってフェラーリやマクラーレン、ランボルギーニが採用する「ウェッジシェイプ」とは一線を画することになりますが、これが他のスーパーカーとのデザイン的差別化となり、メルセデス・ベンツ独自のマーケットを形成している要因だと思われます。

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反面、どうしてもクラシカルなイメージや優雅さが残ってしまうため、ランボルギーニ、フェラーリ、マクラーレンのような「エクストリーム」なイメージが感じられず、そこがメルセデスAMG GTが「過小評価される要因のひとつ」ではないかとも考えています。

ただ、メルセデスAMGがそれらと同様のミドシップレイアウトを採用し、ウエッジシェイプデザインを採用したスーパーカーを発売したとして、逆に排他性を失い競争力を欠くことにもなり、やはり今回の「メルセデスSLRヴィジョン」のような、スポーティーかつラグジュアリーな方向性こそがメルセデス・ベンツのスポーツカーセグメントにおける”生きる道”なのかもしれませんね。

VIA:INVISIV

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