メルセデスAMGは「GT」推し
メルセデスAMGが「GT 4ドアクーペ」向けに、いくつか外装オプションパッケージを発表。
今回発表されたのは「クロームパッケージ」「AMGカーボンパッケージ」「エアロダイナミックパッケージ」の3種で、トップレンジのGT 63Sのほか、GT53、GT43にも対応する、とのこと。
なお、メルセデスAMG GT 4ドアクーペは「AMG GT」のような「ベースモデル（GT）、S（GT S）、C（GT C）、R（GT R）」といったグレード構成ではなく、各グレードに対しては他のAMGモデルと同じ「数字」を用いたネーミングを行なっています。
その意図は不明ですが、そもそもGTだけが特別扱いなのか、それともGT系も後継モデルでは「数字」を用いた命名法則へと統一されるのかもしれませんね。
AMG GT 4ドアクーペをよりアグレッシブに変身させたい人向け
今回発表されたエアロダイナミックパッケージに含まれるのはノーマルより大きなサイズを持つフロントスプリッター、固定式リアウイング、そしてリアディフューザー。
リアディフューザーについてはAMG GTばりに「2段」となっており、見るからに効きそうな形状ですね。
ちなみに「AMG GT」にはエアロパッケージがオプション設定されておらず、しかしAMG GT 4ドアクーペにこれが設定されるということは、「それだけAMG GT 4ドアクーペの数が出る」と踏んでおり、そこで「1台あたりの利益を最大化しよう」という意図が見えるように思います。
フロントのパナメリカーナグリル、スプリッターにはクロームのアクセントが付与され、これはおそらく「クロームパッケージ」に含まれる装備。
なお、画像のメルセデスAMG GT 4ドアクーペは今回発表されたオプションに含めて「ナイトパッケージ」も装着したフルオプション、とのこと（よってどこが何のオプションなのかはわかりにくい）。
ただ、現在のところ日本ではAMG GT 4ドアクーペが発表されておらず、どのグレードが入ってくるのか、そして基本的な仕様がどうなるのか、さらにオプションはどうなるのか等については謎のまま（もちろん価格も）。
こうやって見るとAMG GT 4ドアクーペの表面はかなり滑らか。
同じジャーマンスリーを構成するアウディ、BMWは複雑な面構成や、別パーツを用いた装飾を多用する傾向にあり、とくにBMWではテールランプ形状が立体的に変化しています。
しかしながらメルセデス・ベンツの場合は「どんどん段差やエッジが減っていて」表面がより滑らかに、そしてよりツライチになってきているようですね。
現在日本に導入され、かつこの最新デザインを持つのはCLSとAクラスですが、この両者を実際に見ると「かなり新鮮」に見えるのも事実。
とくにCLSは明らかにライバルとは異なる優雅さを持っているように見え、新しいメルセデス・ベンツの「滑らか」デザインは成功と言えるのではないか、と考えています。
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