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メルセデス・ベンツの最上級SUV、「GLS」発表!シートは3列目までもが「電動調整式」、SUVにおける”Sクラス”

2019/04/18

走る道を選ばず、最高の乗り心地を実現。いずれはマイバッハも投入か

メルセデス・ベンツが新型GLSを正式発表。
「S」と名のつく通り、SUVシリーズの「Sクラス」に相当するモデルで、BMW X7と真っ向からぶつかるクルマ。

初代GLS(X166)は2015年に登場していて、それを考えると現段階でのフルモデルチェンジはちょっと早いような気もしますが、現行GLSはダッジ・デュランゴのプラットフォームを使用しており、メルセデス・ベンツとしてはこれを自社設計へと切り替えたいという意図があるのかもしれません。

そのため新型GLSでは、プラットフォームをメルセデス・ベンツGLEにも採用されるMHA(モジュラー・ハイ・アーキテクチャ)へとスイッチし、車体を拡大しながらも軽量化を図った意欲作として登場しています。

画像を見ると、フルサイズSUVならではの安定感のあるルックス、そしてより大きく立体的となったフロントグリルが印象的ですね。

欧州の排ガス規制は想像するよりずっと厳しそう

新型メルセデス・ベンツGLSは先代に比べて77ミリ長く、22ミリ広くなっており、ホイールベースは60ミリ拡大して3,137ミリへ。
ホイールベース拡大分は2列めと3列めシートのレッグスペースに充てられていますが、世界的に「3列シート」の需要が高まり、同時にその居住性も求められているようです(それほど3列シートを使用する機会も無いような気がするけれど)。

なお、シートは3列とも電動調整式となり、3列めシートは折りたたんだときに「床に収納する」ことで荷室スペースを最大化できる、とのこと。

エンジンラインナップはまず(欧州市場では)ディーゼルからスタートし、286馬力の直6(GLS 350d 4MATIC)と330馬力の直6(GLS 400d 4MATIC)投入され、組み合わせられるトランスミッションはいずれも9速”9Gトロニック”。

北米市場向けとしては48ボルト・エレクトリックシステムとV8エンジンとを組み合わせた489馬力のマイルドハイブリッド(ISG)モデル「GLS 580 4MATIC
」、同じくISG+直6エンジン採用のGLS 450 4MATIC(367馬力)も投入される、とアナウンスされています。

なお、今回はウワサされた「マイバッハ」の発表はなく、しかしいずれは追加されるものと予想されています。

全車に採用される4WDシステム「4MATIC」については、燃費を考慮してか駆動力を「100%後輪に」振り分けができるほか、オプションにて「よりオフロードに特化した」設定も用意しているようですね。

オプションというところだと「48ボルト E-アクティブ ボディコントロール・アクティブサスペンション」が新たに用意され、これは「並外れた快適性と、俊敏なステアリング、高いオフロード走行性能」をバランスさせるもの。※標準サスペンションは「アダプティブ・ダンピング・システム・プラス」を備えたエアマティック・エアサスペンション

新型メルセデス・ベンツGLSのインテリアはこうなっている

インテリアだと最新世代のMBUX(「ハイ、メルセデス」のアレ)を備え、2つの12.3インチディスプレイ、フルカラーヘッドアップディスプレイ、リアエンターテイメントシステム(11.6インチディスプレイが2つ)、さらには7インチの独立式タブレットも装備しています。

センターコンソールはかなり広く、そしてグラブバーも装備。
エアコン吹出口は「円」ではなく「四角」。
この「円なのか四角なのか」については現在明確な法則を読み取れず、しかしメルセデス・ベンツでは明確な法則を設けており、今後はそれに従うものと思われます(SUVは四角、など)。

VIA:Mercedes-Benz

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