後部座席には大きく太いロールバー
なんとも奇妙なメルセデス・ベンツが目撃に。
画像を見て分かる通り「ホイールベースが極端に短い4ドア」となっていますが、これはおそらく次期SLのプロトタイプではないか、と見られています。
なお撮影場所はメルセデス・ベンツ本社もしくは関連施設のようで、柵には「AMG」と記されたプレートがあり、この出入り口はAMG専用なのかもしれませんね(次期SLはAMGによる開発だと言われている)。
新型車の開発を行うのはなかなかに大変そうだ
なお、前から見るとメルセデス・ベンツEクラス。
ただしフロントバンパーにはカナード、そしてオーバーフェンダーが前後に装着されていることもわかります(かなり広い)。
つまり新型SLは、Eクラスに比べて相当ワイドになるということがわかり、現段階でもカナードを要するほどのダウンフォースが求められるレベルだということに。
そして横から見るとなんかバランスがおかしい?
後部ドアが極端に短いのがその「妙なバランス」の原因ではありますが、Bピラーやルーフ含めてかなりきれいに作り込まれていることがわかります(切った貼った感が無い)。
なお、後部座席に相当する部分にはぶっといロールバーが見えますね。
現在のところ次期メルセデス・ベンツSLについての情報は少なく、ただし上述のようにAMGが開発を(次期AMG GTとともに)行うということ、そして現行同様にGT路線を継続すること(ピュアスポーツはやはりAMG GTが担当)が明かされています。
次期メルセデス・ベンツSLはAMG GT後継モデルと共同開発にて確定。AMG「今年にはそのプロトタイプを目にすることになるだろう」
さらには「今年にはそのプロトタイプを見ることになる」とも(AMGのボスが)発言しており、その言葉の通り、開発方向性が定まり、テストを開始したということなのかもしれません。
新型SLに使用されるプラットフォームはMSA=モジュラー・スポーツ・アーキテクチャで、これはもちろん次期AMG GTと共通。
GT路線といえども、新型SLは現行SLよりはずっとスポーティーになるとされ、イメージ的には「現行メルセデス・ベンツSLと、AMG GTロードスターとの中間」といった感じなのかもしれません。
そのほか、ウワサレベルだと発売は2021年、シートレイアウトは2+2、エンジンは3リッター直6+マイルドハイブリッドもしくは4リッターV8ツインターボ、駆動方式には4WDを取り入れる、と言われています。
まだまだテストは始まったばかりだと思いますが、「こんなふうにして新型車の開発を行う」というのはなかなかに興味深いところですね。
VIA:CARSCOOPS