| 一躍AMGのSUVラインアップで「売れ筋」に躍り出そうだ |
メルセデス・ベンツが新型GLEクーペ/GLE53クーペに続き、ブランニューモデル「メルセデスAMG GLB35 4MATIC」を公開。
これはすでに発売開始された「メルセデス・ベンツGLB」のAMGバージョンということになり、内外装の他、もちろんパワートレインも強化されています。
実車の公開はGLBともどもフランクフルト・モーターショーにて行われることになりますが、まずはメルセデスAMG GLB35 4MATICがどういったクルマなのかを見てみましょう。
AMG「パフォーマンスと快適性とのバランスを重視」
まず、メルセデスAMG GLB35 4MATICに搭載されるエンジンは2リッター直4ターボ、出力は306馬力。
トランスミッションは8速デュアルクラッチ、駆動方式はもちろん4WD。
0-100キロ加速は5.2秒、最高速度はリミッターによって制限されて250km/hだとアナウンスされています。
なお、この「5.2秒」はSUBARU WRX STIと同じタイムであり、ポルシェ・パナメーラ4の5.4秒よりも速く、相当な俊足SUVということになりそうですね。
メルセデスAMG GLB35 4MATICは、AMGモデルらしく「パフォーマンスと快適性」とのバランスが重視されており、トランスミッションは高回転からのダウンシフトにおいても極力衝撃を抑えるなど乗り心地を重視する一方、ゼロヨンに役立つ「RACE START」モードも標準装備。
ドライブモード(AMGダイナミックセレクト)そのものは「スリップリー」「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」「インディビデュアル」。
「スリップリー」はグリップの低い路面を走行する際にはトルクを抑え、かつトルクカーブをフラットに保つことで走破性を向上させる、としています。
そのほか車体制御としては「AMGダイナミクス」が装備され、「ベーシック」「アドバンスト」2つの機能がドライブモードに合わせて選択可能。
たとえば「ベーシック」はドライブモードがスリップリーとコンフォート、「アドバンスト」はスポーツモード選択時に適用される、といった具合です。
変化の範囲としては「ダンピングレート」「ステアリングホイールの操作に対するタイヤの切れ角」とのこと。
デザイン的には当然「AMG専用」の外観が与えられることになり、縦方向のルーバーを使用した「パナメリカーナ・グリル」が目を引くところ。
なお、「35」モデルにこのグリルに与えられるのは、このGLB35が初だそう(これまでは、35より上のモデルにしか与えられていない)。
さらにはフロントバンパー、リアバンパー、ルーフスポイラーがAMGモデル専用となりますが、クローム調のフロントスプリッター、そしてリアエプロンは先に発表されたGLE53と共通する意匠であり、これからの「SUVにおけるAMGモデル」の定番となるのかもしれません。※フロントバンパーサイドからホイールアーチへと樹脂パーツが繋がるデザインが新しい
ホイールは19インチのAMG5ツインスポークが採用され、もちろんブレーキも強化済み。
メルセデスAMG GLB354MATICのインテリアはこうなっている
インテリアにおいてはAMGらしくスポーツシートが与えられ、新素材のARTICO、スウェード状のDYNAMICAが使用されています。
アクセントには「レッド」が使用され、メーター表示もAMGモデル専用に。
そのほかは最新バージョンのMBUX、スポーツステアリングホイールが装備されています。
オプションとしては「7シーターレイアウト」、そして機能面では「AMGライドコントロール」、外観だと各部にブラックアクセントが付与される「ナイトパッケージ」等がラインアップ。
VIA:Mercedes-Benz、The Wheel Network