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メルセデス・ベンツが北米にて「通常走行でもGクラスのデフケースが割れる」としてリコール発表。日本ではA/Bクラス、AMG SLにリコール届け出

メルセデス・ベンツが北米にて「Gクラスのデフケースが割れる」としてリコール発表。日本ではA/Bクラス、AMG SLにリコール届け出

| タフで知られるメルセデス・ベンツGクラスであるが、「通常走行」でもデフケースが破損する可能性があるようだ |

おそらくは日本で販売されているGクラスに影響はないものと思われる

メルセデス・ベンツが北米にてGクラス(ゲレンデ)に対し588台のリコールを発表。

ただしこれはタフネス仕様の「G 63 4x4²」のみに関わるもので、通常のGクラスは対象外となっています。

内容としては「メルセデスAMG G 63 4×4²のリアアクスルデフハウジングが必要な強度を満たしていない可能性がある」とのことで、リアアクスルデフハウジングが通常の運転中に亀裂を生じる可能性があることが明らかになっており、その場合はディファレンシャルオイルが漏れ出し、ハウジングが破損する可能性がある、とのこと。

これにより、リアアクスルの動力伝達が中断され、衝突の危険性が高まる可能性があるとされています。

現在も本件に関する調査が継続中

メルセデス・ベンツがこの問題を知ったのは「内部テスト」の実施によるもので、この試験を行った結果、ハウジングに破断の痕跡が見られたことから問題の調査を開始することに。

この問題の分析は現在も継続中だそうですが、同じ問題について顧客から1件の苦情を受けたこともあり、まずはリコールを実施を決定したと発表されています(この不具合に関連した第三者による損害、負傷、死亡事故は報告されていない)。

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リコールの対象となるのは、2021年3月5日から2023年12月1日までに製造された計588台で、メルセデス・ベンツは12月21日にオーナーに運転停止の警告を出し、クルマを運転しないよう指示しており、その後車両を積車にてディーラーまで移動させてリアアクスルを点検し、必要に応じて交換を行うこと、その間所有者には代車が無償で提供されることについてもアナウンス済み。

メルセデス・ベンツは2015年に発表した初代G500 4×4²の後継モデルとして、2022年半ばに新型G 63 4×4²を発表しており、車高を劇的に向上させるポータルアクスルなど、オフロードに特化した多くのアップグレードが先代と同様に施され、搭載されるエンジンはメルセデスAMGが誇る4.0リッターV8ツインターボで、最高出力は585馬力、最大トルクは850Nmというパフォーマンスを発揮します。

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メルセデス・ベンツは日本にて別のリコールを発表

メルセデス・ベンツは12月に入って日本で2件のリコールを登録していて、まずひとつは「ESP」に関するもの。

内容としては以下の通りですが、対象となるのはAクラス/Bクラス(A180、A180セダン、A250 4MATICセダン、B180)のみだと報告されており、合計4,555台が影響を受け、「プログラムの書き換え」のみで改善される、とのこと。

横滑り防止装置(ESP)において、制御プログラムが不適切なため、ESPによる制御が介入した際に誤って制動灯が点灯する。このため、制動灯が点灯する要件の法規に適合しない。

国土交通省
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そしてもう一つのリコールはメルセデスAMG SL63 4MATIC+のみ(143台)に関係するもので、その内容は以下の通り届け出られており、物理的な点検と(場合によっては)修理が必要になる、とのこと。

いずれもメルセデス・ベンツの本社(ドイツ)からの情報によってリコール対応がなされるものであり、日本国内での問題報告並びに事故発生件数は「ゼロ」だと報告されています。

スタータとオルタネータの各配線において、配索設計が不適切なため、配線が前輪のプロペラシャフトと干渉して被覆が摩滅し、短絡が発生することがある。そのため、始動不良やエンジンストールが発生する他、大電流が流れて発熱することで周囲の部品が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

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