「腕の立つドライバーが乗る遅い車と、素人が乗る速い車だとどちらが速く走れる?」という企画。
例によってドーナツメディアが公開したものですが、まず第一ラウンドは330馬力のメルセデス・ベンツCLA45AMGと78馬力の三菱ミラージュ。
なおミラージュのエンブレム「MIRAGE」の「MI」を消して「RAGE(怒り)」にしているのは微妙に面白いと思います。
ミラージュにはダウンフォースを獲得するためか「即席」フロントスポイラーが取り付けられているものの、そういった努力もむなしく加速は遅い、超アンダーステアと扱いに苦労することに。
拓海がイツキのレビンに乗った時状態のように「あれれ?」となっています。
一方でCLA45AMGは素人のドライビングでも安定した速さを見せ、結果としては「素人の乗る速い車(CLA45AMG)のほうが8秒速い」という結果に。
そこで気を取り直して第二ラウンド。
今回は370馬力のポルシェ911カレラ、1.4リッター150馬力のVWジェッタとの勝負となっています。
速いほうのドライバーが遅いほうのドライバーをポルシェ911の助手席に乗せて運転し、「こうやって走るんだぜ」とレクチャー。
なおタイムは1:16:50.
その後遅いほうのドライバーはポルシェ911で、速いほうのドライバーはVWジェッタでそれぞれタイムアタックを行いますが、やはりジェッタは三菱ミラージュ同様、大幅なアンダーステアに苦しむことに(ノーズが完全にあさっての方向を向いている)。
それでも結果はジェッタのほうが4秒ほど速いタイムを記録し、見事「遅い車に乗った」腕の立つドライバーが見事リベンジ。
なお速いほうのドライバーがポルシェ911を運転すると1:16,50、遅いほうのドライバーが運転すると1:31,40となっており、当然ですが同じポルシェ911でもかなりの差が出ていますね。
この「ラウンド1(AMGと三菱)、ラウンド2(ポルシェとVW)では逆の結果となっており、たしかにパワーの差はラウンド2のほうが小さくなってはいるものの、やはり「メルセデスAMGは誰が乗ってもある程度速く、ポルシェ911はそれなりの腕がないと速く走れない」のかもしれません。
実際に両者を乗ってみても同様の印象を受けますが、車というのは似たような馬力であっても「乗った感じが全然違う」というのが面白いですね。