｜ 次期ポルシェ911 GT3がはじめて補足される ｜
次期ポルシェ911（992）GT3と思われるプロトタイプがはじめて目撃に。
ステーを持つ固定式リアウイングを持たないものの、「ワイドフェンダー」「センターテールパイプ」「センターロックホイール」というところから911GT3だと予想され、かつリアフェンダーにはエアインテーク、リアバンパーにはエアアウトレットがないため、「911ターボ」でもない、と思われます。
なお次期911カレラについてはすでに鮮明な、ほぼ偽装がない状態でのスパイフォトが公開されていますね。
https://intensive911.com/?p=132457
市販モデルではウイングが変更される可能性も
ただ、いかに新型911のリアウイングが大型化したとはいえ、GT3に求められるダウンフォースを確保するのは難しいと考えられますし、なにより商業上の理由にて「あのウイングがないと」GT3とは市場が認めないであろうことを考えるに、やっぱり市販モデルでは最終的に大型ウイングを装備してくる可能性が大（ウイングなしの”GT3ツーリング”も用意されると思う）。
新型911GT3については「ターボ化される」という噂があるものの、今のところポルシェはこれを否定し、「自然吸気フラットシックス」継続採用ということを表明。
今回のプロトタイプを見ると、ターボモデル特有の排熱ダクトがないようで（ターボエンジンは発熱量が大きい）、これも自然吸気エンジンを搭載しているということを示す一つの証左なのかもしれません。
いずれにせよ、現行の500馬力を大きく超え、550馬力あたりに到達する、とも言われています。
トランスミッションはマニュアル、そしてPDKがラインアップされると言われますが、これもまた不確定。
ただし「マニュアル廃止」となると現行GT3のマニュアルモデルの相場が給湯する可能性があり、ポルシェはそれを嫌うはずなので、やはりマニュアル・トランスミッションが用意されると考えて良さそう。
フロントバンパーは新形状で、シンプルながらも大きな開口部が特徴的。
そのほかはこれまで目撃されたプロトタイプと大きな差はなく、新型ドアミラー、上側に反転したフロントサイドウインカー、埋込み式のドアハンドルなどが確認可能。
ヘッドライトは「クワッドLED」ですが、ヘッドライト外周に光源が埋め込まれるのではなく、プロジェクターユニット脇に4つのLEDがあり、よってこれは「ポルシェ・ダイナミック・ライト・システム（PDLS）」装着車なのかもしれませんね。
この画像だとロールバーっぽいものも見え、ブレーキディスクの直径がかなり大きい（とくにリア）ことも判別可能。
ドライバーは親指を立ててサインを送っています。
VIA:CARSCOOPS