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「100台の注文が集まれば生産する」とされたポルシェ・ケイマンGT4ラリー。718ケイマンGT4クラブスポーツをベースに生産決定

2019/01/19

現段階では競技専用。公道走行可能なモデルの発売も熱望

先日、「100台の受注が集まれば生産する」と発表されたポルシェ・ケイマンGT4ラリー・コンセプト。

今回ポルシェが正式に「ケイマンGT4ラリーを市販する」と発表し、つまり100台の受注が集まった、と考えて良さそう。
なお、先日発表されたケイマンGT4ラリー”コンセプト”は981世代のケイマンGT4をベースとしていたものの、市販モデルは718ケイマンGT4クラブスポーツをベースにする、とのこと。

ケイマンGT4ラリー・コンセプトの詳細はこちら。

先日発表されたばかりの718ケイマンGT4クラブスポーツはこちら。

走行性能は718ケイマンGT4クラブスポーツを引き継ぐ?

現段階でポルシェは市販モデルの718ケイマンGT4ラリーについて詳細を公表していないものの、718ケイマンGT4は425馬力を発生する3.8リッター・フラットシックスを積んでおり、おそらくは718ケイマンGT4ラリーも同じエンジンを積むことになりそう。

加えてデュアルマス・フライホイール、6速PDKもそのまま採用され、「レーシングカーとしては初採用」となる”ナチュラルファイバー”製パネルもそのまま用いられることになりそうですね。

なお、ポルシェはラリー参戦への可能性を問うためか、ケイマンGT4ラリーコンセプトを2018年のラリードイッチェランドへスポット参戦させていて、この活躍を見た人々がオーダーを入れたということになるのかもしれません(ドライバーはル・マン優勝経験があり、パイクスピークでも最速タイムを出したロマン・デュマ選手)。

ケイマンGT4ラリーは競技専用モデル

ケイマンGT4ラリーについては残念ながらモータースポーツ専用で公道の走行はできず、しかしそのぶん「レースに特化」。
FIA R-GTクラスのレギュレーションを満たし、2020シーズンからの参戦が可能だとされています。

ポルシェがケイマンGT4ラリーにてワークス参戦する可能性は低いと考えていますが、もちろん車両を購入したチームには最大限のサポートを行うはずですし、ポルシェにとっても「レーシングカーの販売は大きなビジネス」でもあるため、この販売を拡大するために様々なプロモーションを行うのでは、と考えています。

そしてやはり可能性が薄そうではあるものの、認知度向上も兼ねて「公道走行可能な」ケイマンGT4ラリーも発売してくれるといいなあ、と考えているところ。

なお、すでに発表済みのケイマンGT4ラリーコンセプトはオーストリアで開催される氷上レースに参加するアナウンスされ、やはりポルシェとしてはケイマンGT4ラリーの認知機会を最大限に設けたいと考えているのかもしれません。


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