| お金に余裕があったら是非欲しいクルマだが |
さて、これまでにも多数登場したポルシェ911のオフローダー化ですが、今回は一味違う、というかレベルの異なる911オフロード仕様が登場。
この911は1969年モデルを改造したもので、2017年のSEMAショー出展のためにスマッシュ・カスタムズによって製作された個体だそう。
現在どういった事情なのか不明ではあるもののeBayにて出品されており、終了は2月末まで。
もはや原型をとどめていないに等しいカスタムですが、その内容を見てみましょう。
実際の悪路走破性はかなり高そうだ
なお、この911は「バハ・ポルシェ911」と命名されており、もちろんメキシコで開催される”世界一過酷な”オフロードレース、バハ1000をイメージしたもの。
フロントから見るとかろうじて911の雰囲気を残しているものの、フェンダーやフロントフードは一体化したクラムシェルボンネットに変更されています。
フロントウインドウの上下にはLEDライトバーが取り付けられ、ルーフにはラック、そしてスペアタイヤが搭載されることに。
なお、ボンネットの左右に穴が空いているのはフロントサスペンションのコントロールアームを逃がすため。
ホイールはカスタム仕様の15インチ。
いかにも強靭といったイメージですね。
サイドから見たシルエットも、タイヤを除くと「911そのもの」。
なお、オフローダー化にあたり、サイドやリアウインドウがすっかり無くなっているという潔い仕様でもあります。
テールランプは新しいLED製へと入れ替えられ、リアウインドウのあった場所にはLEDランプ。
ちなみにこの「マットブラック」はステルス戦闘機に採用されるものと同じ塗料だそうで、スマッシュ・カスタムズいわく「空軍から買った(売ってくれるのか・・・)」。
ヘッドライトもLED化され、内部はイカリングにツインプロジェクター式。
ロールケージがガッチリ組まれていることがわかります。
リアサスペンションは強固な補強プレートに支えられたツインショック仕様。
エンジンスペックは不明ですが、この太い吸気パイプを見るに、相当なエアを必要とする=出力があるようですね。
エンジン自体はフォルクスワーゲン製の2.3リッター水平対向4気筒との記載アリ。
フロントセクションはスチールパイプにて組み直され、やはりトラベル量の多いサスペンションが装着されます。
インテリアは極めてシンプル。
計器類はタコメーター(オートメーター製)しかなく、油温や水温をどう管理するのかは不明です。
トランスミッションはMT。
現時点での走行距離は1321マイル、公道走行可能とも記載されていますが(日本では絶対に無理)、あまりにスパルタンなためか現時点では入札が入っていないようですね(開始価格は23,700ドル=265万円くらい)。
VIA: eBay