| 911タルガはこういった「ヘリテージ」を意識した仕様がよく似合う |
ポルシェが911タルガ4S”ヘリテージ・デザイン・エディション”を公開。
ポルシェは今後「4つの」ヘリテージデザインモデルをリリースするとしていますが、このタルガ4Sヘリテージ・デザイン・エディションはその先陣を切るモデルであり、1950年代~1960年代のクラシックなデザインを、現代の技術を用いて蘇らせたものだとしています。
この911タルガ4Sヘリテージ・デザイン・エディション(ポルシェの特別モデルはいつも名前が長い)のボディカラーは専用となる”チェリーレッド”。
もともと911「タルガ」はかつての優雅なスタイルを再現したクルマであり、こういった「ヘリテージ」重視のデザインがよく似合うように思います。
-
新型「ポルシェ911タルガ」発表!クーペ、オープンに続く”第三のボディ形状”を持ち、もっともエレガントな911
| 価格が高く、生産数が少なく、「超富裕層の選ぶ911」 | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49907401622/in/dateposted ...
続きを見る
フロントフェンダー上には、かつてのポルシェ917を連想させるホワイトのアクセント、そしてサイドには「PORSCHE」文字入りストライプ、さらには「50」という数字の入ったデカールが貼られます。
ホイールは「カレラ・エクスクルーシブ・デザイン」が装着され、サイズはフロント20インチ、リア21インチ。
ブレーキキャリパーはブラックにペイントされています。
リアのエンジンフード上には「ポルシェ・ヘリテージ・バッジ」。
かつての空冷世代では、クラブメンバーの標識はじめ、様々なバッジがここに取り付けられていたようですね。
リアの「PORSCHE]「911 Targa 4S」エンブレムはゴールド。
この「ゴールド」はポルシェが”クラシカルな”特別仕様車に好んで採用するフィニッシュではありますが、現時点では標準オプションにてゴールドを選択できず、よってかなり特別な仕様ということに。
ポルシェがこれを簡単に選べるようにしない理由は不明ですが、それだけヘリテージを大事にしていて、意に反する使われ方をされる(下品なゴールドの使用方法)ことを懸念しているのかもしれません。
ちなみにこの911タルガ 4Sヘリテージ・デザイン・エディションに採用されるポルシェクレスト(=エンブレム)は、フロントバンパー、キー、ヘッドレストのエンボスともに、1963年当時のデザインだそう。
ポルシェ911タルガ4Sヘリテージ・デザイン・エディションの内装はこうなっている
そしてこちらが911タルガ4Sヘリテージ・デザイン・エディションのインテリア。
ポルシェいわく「1950年代のファッションをイメージ」した、とのこと。
ステアリングホイールのカラーが「レッド」というのはかなり珍しい仕様だと思います。
アームレストには、このカスタムを手掛けるポルシェのパーソナリゼーション部門、「エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」のエンボス加工。
キーの両サイドはボディカラー同様のチェリーレッド、キーケースはインテリア同様のレッドとベージュ仕上げを持つことがわかりますね。
奥の方には、この911タルガ4Sヘリテージ・デザイン・エディションのインテリア、そしてかつての911のメーターを模した腕時計(911 Targa 4S Heritage Design Edition chronograph)が見え、これは14,000ドルの「オプション」。
この911タルガ4Sヘリテージ・デザイン・エディションに積まれるエンジンは標準モデルと変わらず3リッター・フラットシックス・ツインターボ。
出力は450馬力、トランスミッションは8速PDK(オプションで7速マニュアルも選べる)、駆動方式は4WD、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は302km/h。
911タルガ4Sヘリテージ・デザイン・エディションは992台のみが限定にて販売されるそうですが、日本への割当台数や価格については不明です。
VIA:Porsche