ポルシェがベースモデル、そして後輪駆動の「タイカン」発表！基本的な装備や機能は上位譲り、しかし後輪駆動化によって"もっともお買い得なタイカン"に？

｜　2WDタイカンの価格発表はないものの、1000万円以下を期待　｜

さて、ポルシェが予告どおりに「タイカン」の新しいラインアップとして後輪駆動のベースモデルを発表。

これでタイカン・ターボ、タイカン・ターボS、タイカン4Sに続き4番目のモデルが追加されたということになりますが、それぞれの概要は下記の通り。

なお、今回の「タイカン」以外のモデルについて、すべて駆動方式には4WDを採用します。

ポルシェ・タイカンにはこんな機能が備わる

まず、今回発表されたタイカンの特徴として挙げられるのは「プラグ＆チャージ」。

これは有料でのチャージングステーションにて、カードやアプリを使用することなく、「充電コネクタを差し込むだけで」充電と課金が開始されるシステムとのこと。

つまり、充電ステーションにて個体を認識するという便利な機能ですが、日本でもこれが導入されるのかどうかは不明です。※2021年モデルの新機能として、ほかのタイカンシリーズにもこの機能が採用される

スペック的には79.2kWhサイズのシングルデッキバッテリーが標準となり、オプションでは93.4kWhサイズのダブルデッキバッテリー（パフォーマンスバッテリー・プラス）も用意。

一回の満充電あたり航続可能距離については、前者が431km、後者が484kmだとアナウンスされています。

0-100km/h加速はどちらのバッテリーであっても5.4秒、最高速度は230km/h。

加えて急速充電器を使用することで（残量5％から）80％までを22.5分で充電できるという実用性も持っており、EVとしての基本的な機能は上位モデルと遜色ないと考えて良いのかもしれません。

画像を見る限りでは、これまでのタイカンに装備されていた「電動開閉式のチャージングリッド」ではなくフラップ式を用いているようですね。

タイカンに搭載されるモーターは「リアのみ」

この「ベースグレード」のタイカンに搭載されるモーターはリアに一つ、そして2スピードトランスミッションと組みあわせられます。※タイカン4S、タイカン・ターボ/ターボSはフロントにもモーターが搭載される

外観は基本的ににほかのタイカンと同様に見えますが、フロントバンパー形状がやや異なり、ヘッドライト下のダクトがやや大きくなっていて、これが「2WDモデルの」特徴となるのかもしれません。※一部の画像では、ほかのタイカンシリーズと同じデザインに見えるものもあるので、デザイン違いのバンパーはオプション扱い？

ホイールは19インチサイズの「タイカン・エアロホイール」、そしてブレーキキャリパーはポルシェの常に倣い、（ベースモデルならではの）ブラックアノダイズド仕上げ。

タイカンのインテリアには「レザーフリー」も

インテリアについてもほかのタイカンシリーズと大きな差異はないように見え、湾曲ディスプレイに10.9インチサイズのインフォテイメントディスプレイも。

なお、助手席ディスプレイ、ヘッドアップディスプレイは「オプション」です。

標準ではレザーシートを採用するものの、環境そしてヴィーガンに配慮した「一切レザーを使用しない、リサイクル素材を使用したインテリア」を選択することもできるようですね。

ベースモデルの「ポルシェ・タイカン」プロモーション動画はこちら

参照：Porsche(1), Porsche(2)