新型ポルシェ911GT3のイメージカラー「シャークブルー」はヨットにインスパイアされたものだった！なおヘッドライト内に唯一入れることができるカラーはシャークブルーのみ

｜　ポルシェが911に対し、しかもGT3に対してここまで強いこだわりを見せるのは珍しい　｜

ポルシェは驚愕の運動性能を持つ新型911GT3を発表したところですが、そのイメージカラーは「シャークブルー」。

なお、ポルシェは「新型車のイメージカラーは、従来のモデルと同様であってはならない」と考えており、さらには「ボディカラーは人間に例えるならばドレスのようなもの」とも表現。

ボディカラーはそのクルマの特徴を理想的に演出する役割を持ち、とくにスポーツカーにおいては、多くの人に気に入られるかどうかよりも「比類ないポルシェの世界観を強調すること」「人々の目に焼き付けること」のほうが重要だと捉えているようですね。

シャークブルーはヨットからインスパイアされたカラー

この新色「シャークブルー」について、ポルシェGT部門を管理するアンドレアス・プルニンガー氏によると「サルディーニャ島のビーチでくつろいでいた際に通りがかった、美しくエレガントなスーパーヨット（のハルに用いられていたブルー）にインスパイアされた」のだそう。

そして直感的に”その色こそが求めていたもの”だとひらめくことになり、結果として、今回の新型911GT3に鮮やかなブルーが採用されることとなっています。

ポルシェがこれほどカラーに「入れ込む」のは珍しい

なお、今回の新型911GT3について、ヘッドライト内部にまで（オプションで）ブルーを入れることができますが、カーコンフィギュレーター上だと、選択できるのはブルーのみで、ほかのボディカラーだと「不可」。

加えてホイールにもブルーのラインを入れることが可能であり（こちらはほかにガーズレッドを選択できる）、911GT3という、走りのために多くをスッパリ捨て去ったモデルに対し、ここまでカラーに対する思出入れを反映させているのはちょっと意外。※ホイール上のラインは991世代の911GT3でも選択できた

ただ、ここまで「ブルー推し」ということは、このシャークブルーについて、ポルシェそしてアンドレアス・プルニンガー氏が相当に強い思い入れを持っているということになりそうです。

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参照: Autocar