| それにしてもなぜポルシェ・ボクスターをプジョー205風にしようと考えたのかはわからない |
しかしそのカスタムの内容は完全に「プロフェッショナル」
さて、世の中には様々なカスタムカーが存在しますが、今回は「中身がポルシェ・ボクスター」なプジョー205ターボ16が登場。
外観はどう見てもプジョー205ターボ16ではあるものの、そのボディの下には「ストリップされたポルシェ・ボクスター」が隠されているという個体で、2.7リッター・フラットシックスに5速マニュアル・トランスミッション、そしてサスペンション、ステアリング関係までもがボクスターのまま。
なぜプジョー205ターボ16なのかは不明
今回この車両はebayにて販売されているものの、なぜ「ポルシェ・ボクスターをプジョー205ラリーに」仕立てることになったのかは触れられておらず、よってその辺の経緯は不明。
ただし画像を見ると、もともとのボクスターの外板がひっぺがされ、さらには内装パネル、助手席シートも取り外されているため、相当に車体重量が軽くなっているものと思われます。
加えてプジョーのボディは非常に簡素な樹脂にて作られているように見え、サイドウインドウの昇降もできないようなので、とにかく軽いのは間違いなさそう。
さらには911用のスロットルボディ装着、ワンオフのように見えるエキゾーストシステムの装着もあり、出力が向上しているのも確かだと思います。
車体はガッチリ補強済み
そして各部を見てみると徹底した補強と軽量化が行われており、フロントだとバルクヘッドとストラットとの間にも補強バーが入っているようにも。
ボンネットのキャッチも移設され、フロントのラジエターからエアを抜くためのガイドも見られ、かなり実用的なカスタムが行われているということもわかります。
室内だ、ダッシュボードやメーター、センタートンネル周りから「ボクスターの面影」を感じますが、運転席と助手席エアバッグは取り外され、カーペットも大きくカットされています。
さらにはスパルコ製のフルバケットシート、「フル」ロールケージが組まれており、完全に「戦闘仕様」となっていますね。
車体後部も内装パネル等がすべて剥がされ、かわりに強固なロールケージが組まれることに。
プジョー205ターボ16はこんなクルマ
なお、プジョー205ターボ16は例によって「FFコンパクトハッチをミドシップにしてしまった」というグループB時代の変態ホモロゲーションモデルですが、搭載されるのは1.8リッター4気筒ターボ、そして駆動方式は4WD。
(WRCでの)ライバルはアウディ・クワトロ、ルノー5ターボ、ランチア037というこれまた「勝つためには手段を選ばない」変態揃いで、そんななかでもいくつかのステージで優勝を記録するなど高い戦闘力を誇っています。※1985年にはマニュファクチャラーズタイトルとドライバーチャンピオンを獲得している
このプジョー205ターボ16の実力を考えると、今回のカスタムカーが「羊の皮を被った狼」なのか、はたまたその逆なのかは判断がつきかねるところですね。
ボクスターは改造ベースとして大人気
なお、ポルシェ・ボクスター、とくに初代の986は現在中古価格がかなり下がっており、よってこれを購入してカスタムする人も多数。
これまでにも数々の改造車がネット上を賑わせていますね。
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参照:eBay