| 思ったよりも新型マカンの内外装の変化は大きい |
エクステリアにおいてはこれまでのポルシェにはない新しいデザインも
さて、ポルシェセンター北大阪さんにて(フェイスリフト版の)新型マカンSを見てきたのでざっと紹介したいと思います。
第一印象は「けっこう変わったな」というもので、今までの丸っこい塊感から、ディティールを強調したメリハリのあるデザインへと移行しているようですね。
なお、新型マカンの出力は大きく向上していて、新型マカンGTSは従来型マカン・ターボと同じ440馬力へ、そして新型マカンSは従来型マカンGTSと同じ380馬力へ。
つまりこれらは「従来型マカンでは、ひとつづつ上のグレードが持っていた」のと同じスペックを獲得したということになり、ここまでの(フェイスリフト時の)パワーアップはポルシェといえどかなり珍しいと思います。
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新型ポルシェ・マカンSはこう変わった
そこでこの新型マカンSの外観から見てみようと思いますが、これまでのポルシェっぽくない意匠が導入されています。
その筆頭はこのダイヤモンドパターンで、これはおそらく「新型マカンで初登場」なんじゃないかと思います。
新型マカンでは樹脂パーツの面積が拡大していて、そのぶん「間をもたせる」ためのデザインじゃないかとも考えていますが、「ダミーグリルを用いられるよりは」ずっといいアイデアですね(ポルシェにダミーグリル、というのはちょっと許容できない)。
リップには段差が追加。
フロントは樹脂パーツがグリル全体を囲むような「口ひげ」的デザインで、これはフォルクスワーゲン「up!」を連想させますね。
なお、デイタイムランニングランプはフィンの中に埋め込まれています。
冷却系は相当に強化されているもよう。
ドアミラーは先代マカンではオプション扱いだったスポーツデザインが「標準」に。
ポルシェやアウディにおいては、先代モデルにて「オプション」だったり「上位グレードのみに装着されていた」装備が(フェイスリフトによって)標準化されることが多いようにも感じます。
ホイールは新デザインとなり、ダイヤモンドカットによってスポークはセンター部ギリギリにまで食い込み、外側はリム外周にまで伸びることで「スポークを長く見せ、ホイール直径を大きく」見せているようですね。
最近のホイールはこういった感じで「ダイヤモンドカットありき」でデザインされることが多いと感じます。
そしてサイドにもダイヤモンド。
ちなみに下のほうがちょっとだけ(トヨタやレクサスに採用されるサイドスポイラーみたいに)外に張り出していて、路面からの汚れをそこで防いでくれる役割を持たせているのかもしれません。
リアディフューザーは大型化し、左右や上、そして後方にも大きく張り出し、「スポーツカー顔負け」といったところ。
これによってずいぶんヒップアップしたようにも見えます。
テールランプはおそらく「変更なし」。
新型ポルシェ・マカンSのインテリアはこう変わった
そしてこちらは新型ポルシェ・マカンSのインテリア。
ダッシュボードやメーター、ドアインナーパネル、シートには大きな変更はないように見うけられます。
一方でステアリングホイールは最新デザインへ。
センターコンソール周りからは物理スイッチがほとんどなくなり、静電式タッチパネルに。
なお、シフトノブはちょっと短くコンパクトな形状へ。。
小物入れスペースの形状は(センターコンソールのアップグレードに合わせて)ちょっと変更、しかしカップホルダーやアームレストは従来型と変わりがないようですね。
インフォテイメントシステムの変更もあるはずですが、電源オフだとそこまでは確認できず、試乗にて確かめたいと思います。
他の画像はFacebookのアルバム「ポルシェ・マカンS(70枚)」に保存中。
新型ポルシェ・マカンSを見てきた際の動画はこちら
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