新型ポルシェ・ボクスターEVの試作車が目撃。もしかすると現行718ボクスターとあまり変わらないルックスで登場し「ボクスター・ターボ」を名乗るのではと予想【動画】

｜　EV需要の減速、そしてEV専売モデルへの転換リスクを考慮して現行ガソリンモデルとの関連性を持たせることになるのかも　｜

なお、動画で見る範囲だとトップがかなり小さいようにも

さて、先日ポルシェは「マカンEV」のインテリア、そして偽装が薄くなったエクステリアの画像を公開していますが、その次に発表されるであろうポルシェの電気自動車が「ボクスターEV」。

今回はニュルブルクリンク近郊、そしてニュルブルクリンクを走行する姿が動画に収められていますが、なぜかこれまで「ケイマンEV」の試作車が目撃されていないのがちょっと不思議なところです。

ボクスターEVは現行718ボクスターと「大きく乖離しない」？

なお、先日公開されたマカンEVの内外装の画像を見て思ったのが「意外と現行のガソリンエンジン搭載版マカンと変わらない」。

もちろんヘッドライトはタイカンとも通じるポルシェEV世代共通の「横長」であったり、フロントバンパーやテールランプ、リアバンパーなどに独自のデザインが反映されているものの、驚くほど現行マカンに近いというのが正直な印象です。

その理由については知ることができませんが、マカンEVについては「現在のマカンのラインアップの中のひとつのモデル」として組み込まれると言われているので、ポルシェは意図的に現在販売されるマカンと大きくイメージを乖離しないようにデザインしたのかもしれません。

そしてポルシェはボクスターEVについても同様の手法を採用する可能性があり、というのも当初「ボクスターEVはガソリン版ボクスターとの入れ替え」になると言われていたものの、最近の報道では「ボクスターEVはガソリン版ボクスターと並行して販売される」と言われているためで、つまりはマカンと同じように「ボクスターEV」は現行ラインナップのひとつのグレードとして扱われるのかも。

そしてもしかすると、マカンEVが「マカン・ターボ」を名乗る可能性が高まっているのと同様、ボクスターEVもまた「ボクスター・ターボ」を初めて名乗り、そのラインアップの頂点に君臨する可能性も考えられます。

新型ポルシェ・ボクスターEVのキャビンは「コンパクト」？

そう考えると、ボクスターEVが現行ボクスターと近い印象を与えるであろうことにも納得がゆきますが、やはりヘッドライトが横長になったりテールランプのデザインが変わったりリアフェンダーにインテークがないなどの相違が見られ、細かいところには「EV世代」ならではのディティールを見ることが可能です。

なお、一見しての印象ではあるものの、サイドウインドウがかなり小さいように見え、これはベルトラインが高くなったのかルーフが低くなったのか、あるいはその両方なのだと思われ、もしかするとトップの収納スペースの都合上「キャビンを小さくまとめる必要」が生じたのかもしれません。

ボクスターEVのプロトタイプを捉えた動画はこちら

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参照：CarSpyMedia