| 一見「地味」に見えるものの、シンガーらしさが詰まったポルシェ911のレストモッドである |
ブレーキローターはホイール内径「ギリギリ」
さて、450台の受注をもってレトロ路線のポルシェ911レストモッドの製作を終了させると発表したシンガー・ヴィークル・デザインですが、現在はその受注残を消化しているという状況です(レトロラインの受注はすでに締め切られている)。
そして今回発表されたのがオランダのオーナーに向けて納車されるという個体であり、そのボディカラーは「アタックグレー」。
-
シンガーが「964ベースのレトロ系911レストモッド」受注終了を発表!希少性を保つために今後は生産せず、これからは「930ターボ」のカスタムカーを販売
| これまでのクラシカルから一転し、シンガーは「未来志向」のクルマを作ることに | さらには豪華さや快適さも追求し、今までとは全く異なる作品をリリースするものと考えられる さて、ポルシェ911のレスト ...
続きを見る
その仕様はスティーブ・マックイーンの「ステルス仕様」ポルシェ911を連想させる
このポルシェ911レストモッドのボディ(と前後バンパー)にはゴースト仕様のストライプ、そしてPORSCHE文字が入り、さらにホイールはダーク仕上げのフックスデザインという「低コントラスト仕様」。
この仕様はかつてスティーブ・マックイーンが乗っていたスレートグレーのポルシェ911を思い起こさせますが、スティーブ・マックイーンは「(ヘッドライト点灯時にも)テールランプが発光しないように改造していたとされ、これによって追尾するパトカーから逃れることを常としていた、と言われます。※このポルシェ911のオーナーがスティーブ・マックイーンのポルシェ911を意識したのかどうかは定かではない
-
「人生はたった一度きり。だからこそ、思いっきり駆け抜ける」。ポルシェを愛した男、スティーブ・マックィーン
| スティーブ・マックイーンは「お遊びの俳優ドライバー」ではなく本物のレーシングドライバーだった | さて、カーガイにとって忘れがたい俳優といえばスティーブ・マックィーン。劇中でも様々なクルマのステア ...
続きを見る
搭載されるエンジンは4リッター自然吸気フラットシックス、そしてトランスミッションは6速マニュアル、駆動方式は(964世代のカレラ4をベースとしているので)4WDだと紹介されています。
このポルシェ911レストモッドのインテリアはこうなっている
そこでこのシンガー・ポルシェ911のインテリアに目を移すと、ベースカラーは(シンガーでは意外と珍しい)ブラック、そしてアクセントカラーはシンガー・レーシング・オレンジ。
ステアリングホイールやペダルなど金属製パーツの多くはブラックにて仕上げられることに。
シートは軽量なカーボンファイバー製シェルを持つレーシングバケット。
フルカーペット仕様にサブウーファー(後部座席の左シートの上にある物体)つき、そしてロールケージ「なし」。
シンガーらしいウーブンレザーが採用され、シート表面にはエア抜きのためのアイレットも取り付けられ、レトロなルックスを醸し出しているようですね。
なお、このウーブンレザーはブラックのレザー(表革)にブラックスウェード、シンガー・レーシング・オレンジのスウェードが使用されているもよう。
メーターパネルではタコメーターのみがオレンジという仕様です。
合わせて読みたい、シンガー・ヴィークル・デザイン関連投稿
-
シンガー・ポルシェ911最新作「グラスゴー」公開!外装はブラッドレッド、内装はコーヒーという同系色のシンプル仕様
| シンガー・ヴィークル・デザインのレトロな手法とタルガボディはよく似合う | この美しいポルシェ911レストモッドはもう注文することが叶わない さて、シンガー・ヴィークル・デザインがポルシェ911の ...
続きを見る
-
このアクの強さは今までになかった!パープルのボディを持つシンガー・ポルシェ911「バークシャー・コミッション」公開
| しかもインテリアはブラウンにグリーンという難易度の高い組み合わせ | このカラーの組み合わせはよほど確信がないと選べない さて、シンガー・ヴィークル・デザインがそのポルシェ911レストモッドの最新 ...
続きを見る
-
シンガーがスティーブ・マックィーン風、「スレートグレーの」ポルシェ911タルガレストモッドを公開!珍しくサイドには「PORSCHE」文字が入ってない
| 911タルガは「ワイドボデイ化しても」エレガントに見える | さて、日本にも正規代理店を構え、全世界にて精力的に活動を続けるシンガー・ヴィークル・デザイン。今回は「ヒドゥン・ヒルズ」コミッションな ...
続きを見る