| ちなみに新型ポルシェ・タイカンのコクピットに座るドライバーは「ヘルメットオン」 |
現時点では「EVとハイパフォーマンスカー」との相性はあまり良くないと言われ、ここはポルシェに取っての「壁」である
さて、ポルシェが「もっともダイナミックなタイカン」を3月11日(東部標準時間午前8時)に発表するとしてティーザーキャンペーンを開始。
この新型タイカンについては何もわかっていないという状況ですが、これは今年1月に「ニュルブルクリンクにてテスラ・モデルSプレッドの記録を破り、EV歴代2位のタイムを記録した(もちろん1位はリマック・ネヴェーラ)」新型タイカン”プロトタイプ”の市販バージョンであると思われます。
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まだまだその仕様は謎に包まれているが
そしてこのタイカンにつき、上述の通り「ほぼ情報がない」状態ですが、ウワサによればグレード名は「ターボGT」、出力は最大で1,000馬力に達するとも。
加えてポルシェが公開した公式ティーザー画像からは「フロント、サイド、リアに」ヴァイザッハパッケージを連想させる(一部)フロート式のエアロパーツが装着されていること、ステー付きのリアウイングが取り付けられていることがわかります。
もちろんサスペンション、ブレーキ、タイヤ/ホイールのアップグレードも期待でき、しかしエレクトリックモーターの数は「2つ」なのか「3つ」なのかはわかっておらず、このあたりはあと1週間後に迫った正式発表まで待たねば情報が明かされないのかもしれません。
果たしてタイカン人気の起爆剤となるか
なお、タイカンは「ポルシェ初のEV」であり、発売当初は裕福なポルシェファン、そして環境対策に熱心な人々に支持されたものの、その後は(他のEV同様)需要が一巡したためか販売が一服してしまい、中古市場でも「振るわない」状況が続いています。
とくにもっとも高額な「タイカン ターボS」の値落ちが大きく、EVを購入する人々と「ハイパフォーマンス」というアピールポイントが結びついていないのではという指摘もなされていますが、ポルシェとしてはいかにEVであっても「パフォーマンス」を強調しないわけにはゆかず、この「ミスマッチ」を今後どう解消してゆくかが(ポルシェがEV市場で成功するかどうかの)カギとなるのかもしれません。
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参照:Porsche