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【温故知新】ポルシェはいったい何をする気なんだ・・・。「板バネ(リーフスプリング)」を再発明、最新特許で判明した次世代サスペンションとは

ポルシェ

| まさか「リーフスプリング」に着目しようとは |

この記事でわかる、ポルシェ「新型リーフスプリング」の要約

  • 「古い技術」を最新EVへ: 伝統的なリーフスプリング(板バネ)をインホイールモーターと融合
  • 圧倒的な省スペース: コイルスプリングを廃止し、フロント周りの車高を劇的に下げることに成功
  • ハンドリング性能の向上: ステアリングのロール半径を最適化し、ポルシェらしい鋭い回頭性を追求
  • 可変剛性を実現: 油圧や電動アクチュエータで「バネの硬さ」や「車高」を走行中に調整可能
  • 歩行者保護にも貢献: ストラットタワーを低くできるため、デザインの自由度と安全性が向上

なぜ今「板バネ」なのか?ポルシェが狙うエンジニアリングの魔法

トラックや一昔前のバンの代名詞だったリーフスプリング(板バネ)。

最新のクルマはもちろん、スポーツカーからも姿を消したはずのこの技術をポルシェが「未来の鍵」として再定義しようとしています。

今回Carbuzzが紹介する3つの特許から見えてくるのは、単なるコストダウンではなく、「電気自動車(EV)におけるパッケージングの限界突破」であり、EV特有の重量増とスペースの制約を、あえて「古い」とされる「リーフスプリング」を現代の素材と発想で磨き上げることによって解決しようとしていることがわかります。

詳細:3つの特許が示す「サスペンション革命」

1. インホイールモーターとの完全融合

1つ目の特許は、モーターとトランスミッション、ブレーキをホイール内に収める「インホイールモーター」とリーフスプリングの組み合わせであり、垂直方向に場所を取るコイルスプリングを排除することで、足回りのユニット全体の高さを劇的に抑えています。

2. 「バネ」が「アーム」を兼ねる合理性

2つ目の特許ではリーフスプリングをサスペンションアーム(ロアアーム)の一部として機能させる構造が示されており、これによって部品点数を減らし軽量化を実現していますが、バネそのものが構造材となるため、独立懸架サスペンションとしての精度も維持されています。

3. 電気・油圧による「可変剛性」の実現

3つ目の特許が最も革新的で、リーフスプリングの取り付け部にアクチュエータを配置し、バネの「支点」を動かすことにより走行中にバネの硬さ(バネレート)や車高を瞬時に変更。

エアサスペンションのような複雑なシステムなしで、サーキットでの剛性と公道での乗り心地を両立させる狙があるものと見られます。

ポルシェ「次世代サスペンション」予測スペック

項目特徴・メリット
スプリング形式複合素材製リーフスプリング(横置き/縦置き)
主な目的フロントセクションの低重心化・省スペース化
調整機能油圧/電動アクチュエータによる可変バネレート
搭載想定次世代ハイパフォーマンスEV(718 EV等)
メリットハンドリング向上、歩行者安全性の確保、空力改善

なぜ今「リーフスプリング」?

「板バネ=時代遅れ」という認識はポルシェによって書き換えられようとしており・・・。

  • コルベット(C7まで): コルベットも長年横置きリーフスプリングを採用していましたが(これはこれで衝撃的である)、ミッドシップ化したC8でコイルスプリングへ転換することに。ポルシェは逆にEV時代の低重心パッケージのためにこの形を「進化」させています。
  • エアサスペンション: 高級EVに多いエアサスに比べ、リーフスプリングは軽量かつ物理的なスペースをとることがなく、ポルシェは「走りの純度」を守るため、より軽量でダイレクトな反応が得られるこの方式に可能性を見出したようです。

今回の特許に加え、ここ最近ポルシェが出願したパテントを見るにつけ、ポルシェは「自動車にどうしても必要な部品や構造」をできるだけ少ないパーツ構成にまとめたり、あるいは複数の機能をひとつのパーツに集約するという「効率化、省スペース化、軽量化」、そしてコスト削減を目指しているようにも。

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それこそがポルシェ創業者の掲げた「自分の思う効率的なスポーツカーがどこにもなかったから、自分でつくろうと思った」という理念にも通じる考え方を端的に示すもので、単に現在あるものを発展させるだけではなく、根本からパッケージングを再定義するという「ポルシェらしい(でないと911のようなRRレイアウトは思いつかない)」特許だとも考えています。

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これはポルシェにとって、伝統への敬意と未来への革新が交差する、極めてロマン溢れるプロジェクトなのかもしれません。

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ここで「板バネなんて……」と鼻で笑う人はポルシェの執念を見誤っているのかも。

というのも、ポルシェの目的は「どんな技術を使おうとも最高のハンドリング」を実現すること。

今回の特許が実用化されれば、フロントフードが極限まで低く、路面に吸い付くような動きを見せる次世代の911や718が登場するかもしれず、「古い技術」に「新しい魂」を吹き込むポルシェの挑戦は、EV時代のスポーツカーに新たな希望を与えてくれます。

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参照:Carbuzz

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