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ポルシェが新型「カイエン クーペ エレクトリック」を北京で世界初公開、SUVというよりは911にも近い「ハイライダー風GT」、”ターボ”は1,156馬力

ポルシェ・カイエン・クーペ・エレクトリック(ホワイト)のフロント

Image:Porsche

| いかに販売が下がっているといえどポルシェは中国に対して最大限の注力を行う |

「ニューモデルを北京で発表」することで改めて中国重視の姿勢をアピール

「中国市場を取り戻す」と宣言したポルシェが北京モーターショーにて新型「カイエン クーペ エレクトリック」、「カイエンS クーペ エレクトリック(公式フォトではホワイト)」、「カイエン ターボ クーペ エレクトリック(公式フォトではグレー)」を一挙に発表し、改めて中国市場への愛を示すことに。

なお、ポルシェの車名は年々長くなり、その名称が「どうだったか」迷うことも多いのですが、基本的には「モデル名、グレード名、ボディ形状、パワートレーン」の並びになると考えて良さそうです。

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Image:Porsche

記事の要約

  • 911直系のデザイン: 伝統の「フライライン」を継承した、流麗かつ力強いクーペフォルム
  • 驚異のハイパワー: 最上位のターボモデルは最高出力850kW(1,156PS)を誇る
  • 空力と航続距離の両立: $C_d$値0.23を達成し、航続距離は最大669km(WLTP)へ拡大
  • 超急速充電: 800Vテクノロジーにより、最大400kWのDC急速充電に対応

SUVの概念を覆す「911」譲りのシルエット

この新型カイエン クーペ エレクトリック最大の特徴はポルシェのアイコンでもある「911」の美学をSUVに注入しということにあり、ポルシェいわく「史上最もエモーショナルなEVSUVが誕生」。

たしかに「SUV」というよりは「ハイライダーGT」ともいうべきスタイルを持っていて、一目でポルシェと分かるシルエットを有しているようにも思えます。

ポルシェ・カイエン・クーペS・エレクトリック(ホワイト)のサイド

Image:Porsche

このあたり、ポルシェは「市場に追随するよりも、他社にはないポルシェらしさを追求し、自社の強みをもってどこまでも戦う」という強い意志の表れなのかもしれません(特に中国では広い室内が好まれるが、それを二の次にしてでも”ポルシェらしさ”を押し出してきたということになる)。

実際のところ、フロントの一部をカイエン エレクトリックと共有するものの、Aピラー以降を専用設計として911のデザイン言語である「フライライン(緩やかに傾斜するルーフライン)」を採用したうえ、フロントウィンドウもクーペ専用に角度が調整されるなど「カイエン」の名がつくものの、SUVバージョンとは大きく異なる仕上がりに。

さらにはアダプティブ・リアスポイラーがボディに美しく統合され、SUVでありながらスポーツカーそのものの佇まいを実現しています。

ポルシェ・カイエン・クーペ・エレクトリック(ホワイト)のリア

Image:Porsche

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圧倒的な空力性能と実用性

クーペ形状の採用はデザイン性だけでなく性能向上にも直結しており、実用性にも配慮されています。

  • 優れた空力: Cd値は0.23(標準SUVモデルは0.25)。これによって航続距離が最大18km延長され、最大で669km(WLTP)へ
  • 十分な積載量: スポーティな外観ながら、534リットルの荷室容量とフロントには90リットルのラゲッジスペースを確保
  • 牽引能力: 標準モデル同様、最大3.5トンの牽引能力を保持するなど実用性にも妥協なし
ポルシェ・カイエン・クーペ・エレクトリックのインテリア

Image:Porsche

発売ラインナップとパフォーマンス

そしてまずは3つの異なるドライブトレーン、そしてグレードが展開される、とアナウンスされています。

主要スペック比較表

グレード最高出力 (オーバーブースト時)0-100km/h加速最高速度
カイエン クーペ 電気自動車325 kW (442 PS)4.8 秒230 km/h
カイエン S クーペ 電気自動車490 kW (666 PS)3.8 秒250 km/h
カイエン ターボ クーペ 電気自動車850 kW (1,156 PS)2.5 秒260 km/h

すべてのモデルがアダプティブ・エアサスペンション(PASM付)を標準装備していますが、これは「車体重量の重さ」をカバーするという意図があるのかもしれません。※さらにSおよびターボモデルでは、異次元の乗り心地と接地感を実現する「ポルシェ・アクティブ・ライド」も選択可能

ポルシェ・カイエン・クーペ・エレクトリック(グレー)のフロント

Image:Porsche

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デジタルと走りの融合:ポルシェ・ドライバー・エクスペリエンス

インテリアには最新のデジタル・コンセプトが導入されており、フルデジタルメーターや助手席用ディスプレイ、さらにはAR(拡張現実)ヘッドアップディスプレイを搭載したほか、(中国では必須の)パノラマガラスルーフが標準装備され、電気的に光を遮る「バリアブル・ライト・コントロール」もオプションで用意されているようですね。

加えて、軽量化を追求するユーザー向けに「ライトウェイト・スポーツパッケージ」を設定し、カーボンルーフや専用22インチホイール、伝統の「ペピータ」柄シートなどを採用して車両重量を最大17.6kg削減可能だと説明されていますが、車体重量はSUVバージョン同様に2.6トンに及ぶと思われ(いまのところ重量は公開されていない)、これは「焼け石に水」かもしれません。

ポルシェ・カイエン・クーペ・エレクトリックのインテリア

Image:Porsche

結論:EV時代の「真のスポーツSUV」へ

新型カイエン クーペ EVは「911の魂、SUVの多用途性、そして次世代のEVパフォーマンス」を高次元で融合させた、ポルシェの新しい野心作。

1,000馬力を超える「ターボ」の圧倒的なパワー、そして洗練された美しさを備えたこのシリーズはラグジュアリーSUV市場に新たな基準を打ち立てることとなりそうです。

ポルシェ・カイエン・クーペ・エレクトリック(グレー)のリア

Image:Porsche

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知っておきたい新知識:なぜ「400kW充電」が凄いのか?

ポルシェが今回発表した最大400kWのDC急速充電能力は市販車の中でも世界トップクラスの数値でもあり、これは、一般的なEVの2倍〜3倍以上の速度でエネルギーを補充できることを意味していて、適切なインフラがあればコーヒーブレイク程度の時間で数百キロ分の走行距離を確保できる、とされています。

そしてもちろん、この技術は「長距離ドライブを好むSUVユーザー」にとって、ガソリン車と遜色ない自由をもたらすこととなるわけですね。

ポルシェ・カイエン・クーペ・エレクトリック(ホワイト)のリア

Image:Porsche

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