ポルシェ911Rの中古価格がどんどん上昇し、この前に1億円を超えたと思ったらさらに上昇して1億4000万円ほどに。
新車のポルシェ918スパイダーの価格を超えており、このままだと中古のポルシェ918スパイダーの価格(2億円くらい)に迫りそうな勢い。
ポルシェ911Rはマニュアルトランスミッションを搭載していることが最大の特徴で、GT3/GT3RSにマニュアルトランスミッションが存在しないことがその価値を上げています。
ポルシェ側としては「選ぶ人がいなくなったので」MTを廃止したのだと思いますが、逆にMTがこれだけ人気になるというのはちょっと異常のような気もしますね。
フェイスリフトを受ける911GT3にはマニュアルトランスミッションが搭載されることが決まっており、新型911GT3が登場すれば少しは911Rの価格も下がるかもしれません。
なお911Rは今年のジュネーブ・モーターショー前に発表され、ジュネーブにてお披露目される頃には限定台数の991台全ては完売(発表される前、登場のウワサの段階で完売していたと思われる)。
日本での価格は2629万円で911GT3RSの2530万円よりも高く、これは性能差ではなく「本来フィットしないMTを調整して載せた少量生産モデル」であるために高価になっていると考えられますが、MTという希少性がとにもかくにもその価値を押し上げている、ということになりますね。
おそらくは「MTに乗りたい」という人ではなく一部のコレクターや投機目的の人たちが価格をつり上げているだけのような気がしないでもないですが、どこまで上がるのかは注目したいところ。
性能的には911Rは500馬力で0-100キロ加速は3.8秒、最高速度は時速323キロ、GT3RSは同じく500馬力ですが911Rより0-100キロ加速は0.5秒速い3.3秒、最高速度は時速310キロ(強力なダウンフォースのため最高速が伸びないと考えられる)。
関連投稿:ポルシェ911Rがオークションに登場だ。中古価格1億円を超えたものの競売ではどうなる?
ポルシェ911Rがオークションに登場予定。
中古価格が1億円を超えたことで話題となりましたが、その911Rがベルギーで開催されるオークションに登場予定(開催は10/7)。
ただしオークション開催元は予想落札価格を「3000-4000万円」と控えめに見積もっており、実際の落札価格が気になるところ。
なおこの個体は限定991台のうち135番目の個体でグリーンストライプを持ち、オプションとしてはカーボンファイバーマット、ライトデザインパッケージ、エクステンデッド・レザーパッケージ他多数を装着。
果たして1億円という記録的な価格をキープするのか、それとも「まだ納得できる」範囲の予想落札価格に収まるのかはちょっと見ものですね。
関連投稿:マジかコイツ。e-bayにて、新車のポルシェ911Rを1億3500万円で売りだした男が現る
発表されるやいなや完売してしまったポルシェ911Rですが、なんとe-bayにて1億3500万円にて911Rを出品する男が登場。
どう考えても正気の価格とは思えませんが、これだけ注目が集まると、ポンと買う人が出てきそうなのが恐ろしいところ。
時おり限定車などがとんでもない価格で販売されることがありますが、実際に売れているのかどうはちょっと気になります。
ねお自宅近辺にもトヨタ・レビン(86)が498万円という狂気の沙汰としか思えない価格で販売されていたのですが、さすがに売れず368万円→248万円、と価格を下げるに至った模様。
ホンダNSX-R、R32GT-Rもときどき新車(未使用車)がとんでもない価格で出てきますね。
ポルシェが911の50週年を記念して2013年に1963台のみ販売した「911 50thアニバーサリー」の中古車両が販売中。
これはけっこう標準モデルとの差異が大きな特別仕様車で、フックスホイール、グリーンインデックス/針を持つメーター、チェックのシート、クラシカルなリアフード、各所にあしらわれたバッジやロゴなどが特徴。
北米での新車販売価格は124,100ドルですが、今回出てきた中古車両はなんとその倍近くの236,357ドル。
新車の911ターボや911GT3RSよりも高価ということになりますが、とにかくポルシェ限定車の中古は「バブル」といった感じですね。