昨年もクラシックポルシェのコレクションが大量に放出されましたが、今年もまた貴重なポルシェが大量に競売に登場する模様。
さっそく2月には42台のポルシェが出品されるようですが、その内容たるや錚々たる顔ぶれであり、質、量とも過去最大級と言えそうです。
これらは一人のコレクター、ひとつのオークションハウスからではなく、三つのオークションハウスから出品される、とのこと。
ひとつめのオークションハウスからは996世代の911GT3RS、GT2クラブスポーツ、993世代の911ターボS3.6(17台しか存在しない)、959スポーツ、356スピードスター、フラットノーズ911ターボ、911カレラSマルティニ・エディションなど。
アメリカのオークションハウスからはニコラス・ケイジが所有していた356スピードスター、ブルース・ウィリスが映画で運転したガルフカラーのRSK、ソフトウインドウモデルの1968年製911タルガなど。
最後のオークションハウスからは1998年の911GT1(20台のみの生産)、ライトウエイト964ターボS」、911(997)GT2RS、911(997)GT3RS4.0などなど。
その他画像(ごく一部)。
総額でいった落札価格がどのくらいになるのか不明ですが、こういったクラシックモデルがまとめて出て来るところを見ると、世界にまだまだ大量にコレクションを保管している人がいそうですね。
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ジェリー・セインフェルドのコレクションが一部処分されることになり、今回はクラシックポルシェ3台がオークションに。
その中でも最も価値が高いのは550スパイダーで、これはシャシー、エンジン、ボディなどオリジナルのまま。
走行距離は10,300キロとのこと。
予想落札価格は6億~7億円と見られています。
次いで効果になりそうなのは1958年製カレラ・スピードスター。
あまり見かけない色調のグリーンにペイントされ、151台のみが生産された希少な車です。
こちらは最近レストアを受けており、予想落札価格は2億4000万円ほど。
最後は1974年製のポルシェ911彼ら3.0IROC RSRで、全米でディーラー、レーシングチームを運営する企業の創設者でもある元F1ドライバー、ロジャー・ペンスキーにも所有されていたことがある個体。
こちらの予想落札価格は1億4000万~1億8000万円程度と見られます。
ジェリー・セインフェルド氏自身は「私は車を愛している。今回売却する車もそれは同じだ。だが、そろそろコレクションを世に送り出す時期が来たようだ」としており、今後もコレクションを販売してゆくのでしょうね。
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カナダのe-bayにて、ポルシェ911のプロトタイプが販売中。
なんと価格は25億円です。
このプロトタイプはカナダに輸入された後に行方不明になっていたものが再度発見されたという経緯を持つようで、当時ポルシェの発行した書類やその他の書類も付属。
身元は一応明らかなようですね。
最近は希少車の価格が上がっていますが、「希少」という要素の他にも芸術的価値も備わっていることが必要と思われ、その意味ではレストア「ベース」にしかならなさそうなコンディションを見る限り、この価格はちょっと無理があるかもしれない、と思ったりします。