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アメリカでアルファロメオSZ高騰。競売にて800万円以上の値をつけ更に上昇中

2017/10/28

1年前は300万円ほどだった

アルファロメオとザガートとのコラボレーションモデル「SZ」がまたまたeBayに登場。
アメリカには正規輸入がなされず、しかし「25年ルール」によってほんの数年前からアメリカでも流通し始めた、という状態。
なお昨年は300万円ちょっとだったものが今回では800万円を超える価格にまで上昇しており、その人気っぷりが伺えます。

アルファロメオSZとは?

アルファロメオSZは1989-1991年の間に1036台が製造された車で、その特異なルックスから「イル・モストロ(怪物)」というニックネームでも親しまれます。
「SZ」は「Sprint Zagato」の略で、発売されていた当時は「もっともパワフルなアルファロメオ」、「重量配分前後50:50」、「コーナリングは1.2Gまで耐えることができる」「トランスアクスル」など数々のセールスポイントを持っていた車でもありますね。

今回出品されている個体は39000キロ、エンジンやトランスミッションはオリジナルのままのV6/3リッター+5速マニュアル・トランスミッション。

内外装は良好なコンディションを保っており、ボディカラーはレッド、ルーフはグレー、内装はベージュレザー。

純正のスペアタイヤバッグ(スペアタイヤをバッグに入れるというのが驚き)、そしてスペアタイヤ、車載工具など付属品も完備している、とのこと。

25年ルールって何?

アメリカにて施行されている「(米国内で新車販売された自動車以外は)製造後に25年経過した車でないと輸入できない」という法規で、よってアメリカで新車販売されなかった車は2017年現在「1992年モデル以前しか輸入できない」というもの。

日本だとバブル期に企画製造された車がちょうどこの時期にあたり、直6エンジン搭載車など「右ハンドル」しか用意されなかった車、日本国内のみでしか販売されなかった車(JDM=Japan Domestic Model)がいま米国で大人気。

これは欧州車にも当てはまり、よって「DTM参戦のためにドイツでしか販売されたなかったホモロゲーション取得用モデル」も同様に米国では高値取引がなされるようになっています。

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VIA:eBay

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