ピレリが新しいシリーズ「コレツィオーネ(Collezione)」を発表。
これは何かというと「クラシックカーとヴィンテージカーのためのレトロなタイヤ」となりますが、見た目はレトロでもテクノロジーは最新のものを使用した、というもの。
ピレリのホームページを見ると、「未来のテクノロジー」「クラシックカーのパフォーマンス」の融合、としています。
クラシックカー/ヴィンテージカーに乗る人にとっての大きな悩みの一つは「タイヤ」だと言われ、そもそも入手困難だったり、入手できても経年劣化で実際の走行に耐えることができなかったり、よしんば耐えることができたとしても摩耗を嫌って走行できない、というケースも。
今回ピレリでは50年代から70年代までのタイヤについて様々なパターンを揃えており、対応車種も様々。
ざっとその一部を挙げてみるとアルファロメオ1600、アストンマーティンDB2/4、フェラーリ250GT、オースティンA55、マツダ1800、ポルシェ924、ロータス・エリート、ポルシェ914、ベントレーT1、フェラーリ365GT/カリフォルニア/スーパーファスト、ランボルギーニ350GT/400GT/エスパーダ/イスレロ/ミウラ、マセラティ5000GT/ギブリ、ジャガーE-Type、などなど。
これでタイヤの入手や摩耗、コンディションを気にせずにヒストリックカーイベントでも思う存分走ることができそうですね。
なお、クラシックモデル向けのタイヤについては既にポルシェが自社で供給すると発表しており(今回ピレリのパートナーとしてもその名が挙がっている)、ヨコハマも復刻タイヤ「アドバンHFタイプD」を発売したり、ブリジストンもジャガーXJ220向けにタイヤを供給したり、と活発な動きが見られます。