| モンタレー・カーウィークの搬出現場は会場よりも豪華だった |
おなじみのユーチューバー、Shmee150氏がモンタレー・カーウィークの搬出会場からその様子をレポート。
イベント(ペブルビーチ・コンクール・デレガンス)が終了し、その参加車両が一気に引き上げる様がわかりますが、とにかく希少車のオンパレードとなっています。
その中の「目玉」はこのフェラーリF60アメリカ。
フェラーリF60アメリカは10台のみの超希少車
フェラーリF60アメリカは「フェラーリのアメリカ進出60周年」を記念した車で、2014年にわずか10台のみが生産。
購入できるのはフェラーリ・クラブ・オブ・アメリカのメンバーで、さらに限られた人のみ、だと報じられています。
このイエローの個体は以前にYoutube上で紹介されたのと同じものだと思われますが、ブラックに見えるストライプはネイビー」だそう。
Google副社長に納車されたロールスロイス・ドーンも「イエローにネイビー」だったので、アメリカではこの組み合わせが好まれるのかもしれませんね。
フロントフェンダーには「60」をアメリカ国旗にて図案化したフェラーリのエンブレム。
リアはこんな感じ。
ベースはF12となるものの、かなりカスタム色の濃い一台となっています。
なお、面白いのは内装で(これは別の個体を、ぼくがイタリアのムゼオ・フェラーリで撮影してきたもの)、左右のシートカラーが異なり、かつシートのセンターにはこれまたアメリカ国旗を模したストライプ。
これだけ自国を愛する国民もアメリカ人を除いていまい、という感じですね。
さらにインテリアは樹脂を使用したパーツで囲まれており、さながらコンセプトカーのような雰囲気となっています。
他にもレアモデルがたくさん登場
こちらはフェラーリFF。
カラーリングを見るに、フェラーリ70周年記念限定モデルの一台で、1957年の「250テスタロッサ」へのオマージュ”RED HEAD”。
http://stereotomy2.com/2016/11/25/post-23680/
そしてスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)率いるジェームズ・グリッケンハウス氏がレストアした、フェラーリとピニンファリーナによるコンセプトカー「モデューロ」。
そして1957年に発表された、フェラーリ250テスタロッサ。
「テスタロッサ」とはイタリア語で「赤い頭」を意味し、エンジンヘッドが赤くペイントされていたことに由来(250テスタロッサではバルブカバーのみがレッドに塗られている)。
フェラーリ250カリフォルニア(1957年)。
250カリフォルニアは、当時最大市場であったアメリカのフェラーリインポーターが「アメリカ西海岸向けに、オープンモデルがあれば売れる」とマラネロ(フェラーリ本社)に提案し実現したモデルとしても有名ですね。※のちの「カリフォルニア」ももちろんこの”初代”カリフォルニアをイメージしている
106台が製造されていますが、デザインはピニンファリーナ、製造はスカリエッティ。
フェラーリF12tdf。
淡いブルーメタリックのボディカラーにネイビーとホワイトのストライプというカラーリング。
難しい色ですが、これが似合うのはフェラーリならでは、と言えそうですね。
そのほ古いメルセデス・ベンツも。
初代フォードGT(40)。
フェニア・スーパースポーツ。
ブガッティ・シロンを撮影するレディ。
それでは動画を見てみよう
こちらがShmee150氏が現地よりレアカーを紹介する動画、「$2.5M Ferrari F60 America - The Unicorn! | SPOTTED」。
目にしたクルマの名前が(どんなメーカーであっても)スラスラと出てくるのには驚きで、ここまでの知識があってこそ現在の地位を獲得できたのだということもわかります。
こちらは別のF60を紹介する動画、「FERRARI F60 AMERICA | 2.5 million € interior exterior review and COLD START UP 」。
そして限定フェラーリというと忘れちゃいけないフェラーリF12TRS、「Ferrari F12 TRS - $4.5m Custom Supercar」。