| マンソリーは昔から過激だった |
マンソリーが「812スーパーファスト」にもそのコンプリートカー「スタローン(Stallone)」を正式に追加。
なお、この「スタローン」は599GTB、F12ベルリネッタにも設定されており、つまりはフェラーリのV12モデルに対するチューニングプログラムだということになりますね。※812スーパーファスト版の「スタローン」はジュネーブにて展示され、その後路上で目撃されたこともあったが、詳細は公開されていなかった
外装に使用されるのは「鍛造カーボン」
この「マンソリー・スタローン」にはF1をイメージしたカーボンパーツが装着され、それらカーボンファイバーは「鍛造」。
大理石のように見えるのがその鍛造カーボンとなりますが、これはマンソリー自社の製造だそう。
なお、この鍛造カーボンはランボルギーニやマクラーレン、レクサスも使用している素材で、よくある「織り目」の見えるカーボンに比較すると製造が容易であり、かつ成形の自由度も高いと言われています。
その素材の特性上、こういったマーブル柄になるのが最大の特徴ですが、あまりこの柄の人気は高くなく、そしてコストもさほど安くはなく、よってこの鍛造カーボンの採用と普及はあまり進んでいないようですね。
パーツとしては「フロントボンネット」「フロントバンパー」「サイドスカート」「サイドパネル」「リアランプカバー」「リアディフューザー」「フロントフェンダー(ルーバー付き)」「ドアミラー」「リアウイング」が主なところ。
その他にもヘッドライト内側のエアベントや、リアバンパー脇のエアアウトレット、カーボン製エンブレムなど細かなパーツが揃い、エキゾーストシステム、ホイール(F:21インチ、R:22インチ)などが揃うようです。
マンソリー・スタローンのインテリアはこうなっている
そしてマンソリー・スタローンのインテリアはこういった感じ。
純正のシートやダッシュボードを張り替える「インディビデュアル・レザー」のほか、「スポーツステアリングホイール」「カーボン製パドル」「カーボン製スピードメーターカバー」「カーボン製キックプレート」「ミドルコンソールスイッチ」をラインナップ。
こちらは「ミドルコンソールスイッチ」ですが、ボタン周囲のリングが「イタリアントリコローレ」となっており、非常にオシャレなイメージですね。
こちらはキックプレート(発光式)。
シートやドアパネル、センターコンソールにはイエローのパイピング入り。
マットにも同じくイエローが入りますが、このマット(トランクルーム含む)もカスタムできる模様。
ペダル類についてもアルミ製アノダイズド仕上げの製品が用意され、ブレーキペダル、アクセルペダル、フットレスト、助手席フットレストが揃います。
6.5リッターV12エンジンも当然アップグレードされ、出力は800馬力から830馬力へ。
0-100キロ加速は2.9秒、最高速度は340km/hだと公表されています。
マンソリーは「鍛造カーボン」傾注
なお、マンソリーはこの「812スーパーファスト・スタローン」のほか、ベントレー・ベンテイガ、ブガッティ・ヴェイロン向けにもカーボンパーツそしてチューニングメニューを用意。
ベンテイガだとフロントフードやグリル、ドアミラー等に鍛造カーボンが採用されています。
ヴェイロンだと、なんと「ボディパネル全部」が鍛造カーボンに。
VIA:Mansory