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400万台の売買から判明!「高く売れる」中古車のボディカラーはこの色だ(総合、ボディ形状別、車種別)

2019/11/19

| 北米だと圧倒的にベージュ、ゴールドの人気が高いようだ |

中古車ポータルサイト、iSeeCarsが「中古車市場で人気があるボディカラー、そうでないボディカラー」を公開。
クルマのボディカラーは中古価格においてかなりな影響力を持ち、同じコンディションの同じ車でも、そのボディカラーが人気かどうかで売却価格が大きく変わるのはすでによく知られたところ。

たとえばフェラーリだと「赤」のイメージが強く、実際にレッドのリセールが非常に良いため「リセールレッド」と揶揄されるくらい。
ランボルギーニだと、ガヤルドの場合は「イエロー」の人気が高く、日本市場の「イエローのガヤルド」が海外の中古車バイヤーに根こそぎ買われてしまい、イエローの買取価格が高騰したこともあるほどです。

中古車市場全体の「カラー別相場」はこうなっている

ただ、そういった例は感覚的なもので、「いくら変わるのか」という数値的なものがあるわけではなく、そういった中で今回の統計は非常に貴重。
サンプルは「400万台」とのことなので、かなり信憑性の高いデータだと言えそうですね。

そこで「中古車全体」における人気カラーですが、数字上「人気かどうかでこれくらい変わる」という数字がこちら。
数字については「平均値に比べて、どれくらい高く売買されているか」を示しています。

1.ベージュ・・・・+24.3%
2.ゴールド・・・+15.8%
3.シルバー・・・+13.7%
4.ブラック・・・+4.4%
5.ブラウン・・・+3.3%
6.グレー・・・+2.8%
7.ブルー・・・+2.7%
8.ピンク・・・+1.0%
9.イエロー・・・-1.9%
10.グリーン・・・-2.9%
11.ホワイト・・・-3.5%
12.ティール(淡いグリーン)・・・-4.4%
13.レッド・・・-5.4%
14.パープル・・・-14.9%
15.オレンジ・・・-20.4%

これを見ると、ベージュやゴールドの価格が高い、というかなり意外な結果に。
あくまでも北米市場の統計なので日本とは違うということになりそうですが、イエローやレッドといった明るい色の人気が低く、「微妙な中間色」が好まれるようですね。

ただ、これはメーカーや車種によって異なることは明白で、フェラーリの場合だと、一般的に好まれる「ベージュ」「シルバー」といったカラーの人気は低そうです。

スポーツカーではブラウンが一番人気

そしてこちらは「スポーツカー」に絞ったランキング。
意外なことに「ブラウン」が大人気。
たしかにぼくも981ボクスターのブラウン(マホガニー)にレッドのトップ、ベージュ内装といった仕様に憧れた時期もありましたが、+63%というのはちょっっと異常だと思います。

1.ブラウン・・・+63.0%
2.ゴールド・・・+34.2%
3.シルバー・・・+17.0%
4.グレー・・・+10.0%
5.ベージュ・・・+6.6%
6.ブラック・・・+5.2%
7.ブルー・・・-3.8%
8.イエロー・・・-8.3%
9.レッド・・・-8.4%
10.ホワイト・・・-11.8%
11.オレンジ・・・-15.3%
12.グリーン・・・-24.5%
13.パープル・・・-34.0%

全体的に意外な結果ではありますが、ここ最近、ポルシェやランボルギーニ、アウディは「グリーン」を推しており、来年の統計ではまた違った結果になるのかも。

「パープル」の人気は低いままですが、「欲しい人は欲しい」色でもあり、こういったカラーは「安く買い取って高く売る」ケースも多々見られます。
つまり、買い取るときは「不人気色なんでね・・・」と言って買いたたき、しかし店頭に並ぶと「希少色!」として高値がつくわけですね。

SUVの人気カラーは「ベージュ」

そして次はSUV。
ベージュやゴールドの人気の高さには驚かされます。
新型ランドローバー・ディフェンダーのイメージカラーの一つも「ゴールド」なので、やはりベージュやゴールド、ブロンズ人気は「トレンド」なのかもしれません。

1.ベージュ・・・+28.9%
2.ゴールド・・・+18.0%
3.シルバー・・・+10.8%
4.ブラウン・・・+9.7%
5.ブルー・・・+7.6%
6.ブラック・・・+5.9%
7.グレー・・・+2.4%
8.グリーン・・・-2.9%
9.イエロー・・・-5.0%
10.レッド・・・-10.3%
11.オレンジ・・・-13.6%
12.ティール・・・-14.8%
13.ホワイト・・・-15.0%
14.パープル・・・-17.3%

「車種別」人気カラーはこうなっている

そしてこちらは「その車種でもっとも人気の高いボディカラー。
車種によって差異がありますが、サンプル数が多いだけに「無難」なところに落ち着いているクルマが多い模様。

ただしジープ・ラングラーやスバル・フォレスターの「レッド」、トヨタ・カローラの「グリーン」といった例外もあるようです。

・フォード・エクスプローラー・・・シルバー/+24.0%
・ホンダ・アコード・・・ベージュ/+18.8%
・ホンダ・シビック・・・ブラウン/+46.8%
・ジープ・グランドチェロキー・・・ベージュ/+37.8%
・ジープ・ラングラー・・・レッド/+18.5%
・日産エクストレイル・・・シルバー/+16.8%
・スバル・フォレスター・・・レッド/+17.2%
・トヨタ・カムリ・・・ベージュ/+17.1%
・トヨタ・カローラ・・・グリーン/+17.1%
・トヨタRAV4・・・ベージュ/+71.5%

日本ではベージュやブラウン、ゴールドは不人気色に分類され、ホワイト、ブラック、シルバーであれば、コンパクトカー、SUV、セダン、ミニバン、スポーツカーなど車種問わず「買取が高い」傾向にあるようです。

VIA: iSeeCars.com

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